Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

結婚相談所 BLISS PARTNERブリスパートナー(公式HP)

シニア婚活のすゝめ

2019.11.09 03:41

相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事” を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 


 今日は、『シニア婚活のすゝめ』をお送りします。 


50歳を迎えた男女で結婚経験があるかどうかの指標を「生涯未婚率」と言います。これは、「45~49歳」と「50~54歳」未婚率の平均値から、「50歳時」の未婚率(結婚したことがない人の割合)を算出したものです。良く誤解されるのは、生涯を通して未婚である人の割合を示すものではありませんので、そこは、きちんとした理解が必要です。  


ただし、50歳で未婚の人は、将来的にも結婚する予定がないと考えることもできることから、生涯独身でいる人がどのくらいいるかを示す統計指標として使われているのも事実です。しかし最近では、国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2017年)」によると、2015年の生涯未婚率は男性が23.37%(約4人に1人)、女性は14.06%(約7人に1人)でした。2010年と2015年の調査を比べると、男性は約3.2ポイント、女性は約3.5ポイント上昇しています。晩婚化や非婚化の増加は、現在日本が抱えている少子化問題の直接的な原因にもなっています。 


しかし、こうした未婚の人達が、やっぱり生涯1人は寂しいと考えシニア婚活をスタートさせることが急激に増えているのです。更に、離婚率の増加もシニア婚活が流行る理由の1つになっています。3組に1組が離婚すると言われる今、離婚や死別などで独り身になった50代、60代の方が、また結婚したい、パートナーが欲しいと考え、シニア婚活に参加しています。ちなみに、シニア婚活で多いのは未婚者(バツなし)ではなく、この離婚者(バツあり)の方たちです。 


実際に、50代で結婚する人のうち男女ともに8割近くは再婚者となります。実際に、厚生労働省「婚姻に関する統計」によれば、50代の婚姻件数は男性が22,930人、女性が15,179人ですが、そのうちの再婚者の割合は男性が76%、女性が84%となっているのです。熟年離婚の増加も続くと考えれば、今後のシニア婚活は一層活発になっていくのではないでしょうか。では、令和時代のトレンドの一つになるかも知れない、シニア婚活について、「Love Hacks」「シニアライフを楽しむ」「婚活会議」の記事を参考に、その理由と成功のポイントを考えて見ましょう。 


<シニア男性が婚活に求めるもの>  


①パートナー 

話し相手や食事を楽しむ相手など、老後を見据えた時に一人では寂しいので共に生活を送るパートナーを求めています。 


②子供が欲しい 

男性の場合、仕事が落ち着いてくると、「自分に子供が生まれたらどんな感じだろうか?」「どんな子供は顔をしているのだろうか?」と興味が出てきます。家族にとっても自分の世代で家系を絶やしてしまうのは如何なものか…と考えて遅めの婚活を始める場合も多いのです。  


③家事をしてくれる相手 

50代以上の男性で家事をしたことがない…と言う方も結構いらっしゃいます。そんな方は美味しい食事や、家事一般をこなしてくれるお相手、親の介護の苦労を分かち合う人を探しています。 


④男女の関係 

“生涯現役”を自負される方も多く、男女の関係が目的と言う場合も多いのです。女性の方で、どこは同意できない様であれば、お伝えしてきちんと話し合う必要があると思います。  


<シニア女性が婚活に求めるもの>  


①精神面での繋がり 

将来の安心感を得たい、精神的な安定を求めパートナー探しをする人が多いと思います。離婚や死別などで前夫と別れてしまったパターンが最も多く、周りの夫婦が老後の生活を二人で楽しんでいる中、自分は一人と気付くと、ふと寂しさを感じるようになってしまいます。老後の生活を誰かと一緒に楽しみたい…そう感じるようになり、シニア世代から婚活を始める女性は沢山いらっしゃいます。 


②経済的な安定 

女性は、経済力を相手に求めている傾向が強くあります。それに女性はある一定の年齢を過ぎると、体のつながりに興味を示さない方が多く、これも男女間での差が大きく出るところです。男性が食事や家事一般のサポートを求めるのに対し、女性は拒絶する気持ちになることも否めません。 


<シニア婚活を成功させるポイント> 


①お互いのライフスタイルを尊重する シニア世代の結婚では必ずしも「結婚」という形にとらわれない関係の築き方を選ぶ人も増えています。例えば…。 

「事実婚」:一緒に住むが籍は入れない。法律的に夫婦としての責任は生まれない。 

「通い婚」:それぞれの住居や生活スタイルは変えず、お互いの家を通う形で一緒になる。 

「週末婚」:通い婚の一種で、お互いの休日だけ生活を共にする形で一緒になる。 それぞれのライフスタイルによって合理的な選択ができると思います。お互いの考えを良く聞いて、最良の形を選びましょう。  


②健康第一 

基本的なことでありながら、シニア世代にとっては難しくなってくる健康の問題。何はともあれ、健康でないと婚活どころではありません。相手も、パートナーとできるだけ長く一緒にいたいと思う人が多いので、健康であるかどうかは最初にチェックされる項目です。健康診断をしっかり受けてお互いの健康状態をチェックし合いましょう。  


③家族の理解 

自分やお相手に子供がいる場合は、子供として結婚して欲しくないと思っている場合が多く見受けられます。たとえ反対されたとしても、かんしゃくを起こさずに、何故反対なのかの理由を良く聞き、説明を尽くしてみることが必要だと思います。 


④ある程度の経済力は基本 

お相手を養える程度の経済力は生活の基盤として必要なことだと思います。たとえ籍を入れなかったり、通い婚の形を選んだりしたとしても、経済力がなければ婚活で成功するのは難しくなってしまいます。  


⑤相続問題 

どちらか一方、或いは両方に子供が居る場合は、特に相続問題で揉めることは有りがちな事です。後でこんな筈じゃなかった…などと後悔しないようにきちんと話し合っておきましょう。必要に応じて、“公正証書遺言”の形で残すか、生前贈与してスッキリしてしまうことも含めて選択すると良いでしょう。  


⑥親の介護問題 

お互いの親の介護問題は切実な問題となってきます。どうやってお互い協力して乗り越えていくかを良く話し合って納得しておくことが肝要です。 


⑦性生活について 

女性は50代を過ぎ閉経がくると性欲が下がっていく傾向になりますが、男性は50代でも60代でも性欲を持続できている方が多いと思います。男性はまだまだ結婚相手とエッチしたいという人が多いですが、女性はエッチはしたくないという人も多いため、性事情の価値観の不一致で、結婚後不仲になってしまうケースもゼロではないので気をつけましょう。  


⑧お相手への条件は軽めに 

プロフの写真だけで選ばずに、プロフィールを良く読んで、一つでも好感を持てるところがあれば、取り敢えずお見合いを申し込んでみましょう。お会いして見なければお相手の人柄や、お互いの相性は何も理解できません。譲れない点は1つぐらいにして、先ずはたくさんの人と合って話をしてみることが大切です。 


<最後に> 

中高年やシニア世代の婚活は、年々増加傾向にあることは間違いありませんが、“こんなはずじゃなかった”と言うトラブルも増加しているのも事実です。今日の内容を参考にして、揉め事を未然に防ぐ工夫をして、素晴らしいパートナーと巡り会えた時には、お互いの事情を余すところなく打ち明けて、じっくりと相談して、良い関係を持続できる様にお互いが努力することこそが、シニア婚活を成功させるポイントだと思います。今日は、この辺で失礼します。