Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Fashion source: Daily Journal

フジコ・ヘミング@サントリーホールコンサートへ

2019.11.08 14:55

 今年3回目のフジコ・ヘミングさん!行って参りました。だんだんとチケットを買うときのルールがわかってきまして、今回はサントリーホール前から7列目!今まで後ろの方ばかりでしたので、近すぎて嬉しいです。

 母と開演20分前に待ち合わせをしていましたが、5分前になっても連絡もなく…。実家にも電話をしたら、もう家を出ているようでした。仕方なく、5分前なので会場に入ろうとしたところ、有名な華道家の方がちょうど入られるところで、私もすぐ後ろから入場しました。(笑)

 座席に座ると、もう電波が届かなくなります。2分くらい経過したところで、なんと、母が係員の方と一緒に入ってきたではないですか?! なんと、私が今日チケットの写真を送っておいたので、それを見せて事情を話したら、席まで連れてきた貰えたそうです。とりあえず、開演直前に間に合ってよかったです。どうやら彷徨っていたようで。サントリーホールは、六本木1丁目駅以外、迷いやすいですからね、要注意です。朝の瞑想後、ふと思いついて、チケットの写真を送っておいてよかった!

 今日のフジコさんのファッションは、水色のふわっとした羽織りにグレーのチュニック。髪はゴールドで、水色の羽織の背中には、ゴールドの大きなリボンがついたデザインでした。

(デジタルで描いてみました。笑)


 右腕にばシルバーのブレスレットもつけていました。ピアノ弾くとき重くないのかしら?と思ってしまいますが、おしゃれですから、ブレスレット込みでピアノを弾くことが普通なのかもしれません! フジコさんのような個性的なファッションのピアニスト、見たことないですね! それに、プログラムもフジコさんの描かれた絵が表紙になっていまして、ここも世界観! 唯一無二は、世界観にファンになってしまうのでしょう。ファッションにアートに、そして職業ピアニスト。80代でもピアニストなんて、本当にフジコさんだけです。そんな瞬間に立ち会えるだけでも貴重です。

 サントリーホールでのフジコさんのピアノは、いつもよりもさらに柔らかく奏でられ、ピアニスト平均よりも若干遅めに弾かれるので、和音の響きの滞在時間が長く感じられて、それがいつも耳にここちよくなるのです。寄せては返す波のように。炭酸のシュワシュワのように、ふわふわの雲のように。心地よい音で体がリラックスしていきます。

 席が前のほうでしたので、指の動きも良く見えました。手が美しかったです。弾き終わったあと、手が先に離れて、ペダルが後から離れるという音の響きの余韻がミステリアスにも感じました。そして、その余韻をフジコさん自身が味わっているようにも見えました。

 ショパンのエチュードシリーズがやはり好きです。エチュードって「練習曲」という意味だと、最近知りまして、別れの曲やエオリアンハーブ、黒鍵、革命、英雄がそうなんです。フジコさんの革命、いつ聞いてもドラマチックです。

 休憩を挟みまして、後半の衣装がチェンジされていました! 小花柄の薄紫ピンクの羽織に紫色の着物のようなボトムス。また、羽織の背中に天使の羽のようなデザインが施されており、可愛らしいドレスでした! ドビュッシーからリストです。最後は、ラ・カンパネラ。

ちなみに辻井さんのラ・カンパネラ

 同じ曲でも個性が全然違います。速さの違いは顕著ですね。


 最後にフジコさんが、マイクを持って話されました。

「みなさん、今日はお越しいただき、たくさん拍手を下さりありがとうございました。私は仕事柄、座っていることが多いので、腰を痛めてしまいました。みなさんも腰が痛くなったら、整体かなんかに行ったほうがいいですよ~。アンコールは・・・」

 ここで腰痛の話とは!(笑)フジコさん思いついたことをすぐにお話しなさったのでしょうか!本当にかわいいです。

 ベートベンを弾き終わり、割れんばかりの拍手。フジコさんがお辞儀をされたあと、観客に手を振りました。舞台の袖ぎりぎりのところで、もう一度手を振り、会場全員手を振っていました。(笑)今日もお元気そうでよかったです! そして、来年のご案内も入っていましたので、母とチェックしまして、今月後半にも4月のチケットを買う予定です。(笑)

 サントリーホールのあと、すぐ近くのレストランへ入りました。

 ムール貝とクスクスと野菜で、カレー味でした。ここはフォカッチャもついてきまして、それが超おいしかったのです! レストランの名前を見たら、NYのTHE CITY BAKERYではないですか! 母が一口食べたらすぐに「・・・・さんも、・・・も、連れてこよう!」と、もう、人を誘うリストを口にしていました。(笑)

 私もまた来たいですね~。本当においしかったです! 

 家に帰り、メッセンジャーにメッセージが。たいてい、メッセンジャーは疎遠だったひとからのメッセージになりがちですが!(笑)

「こんばんは。大変ご無沙汰しております。堀口さん、今日カラヤン広場近くのお店にいらっしゃいましたか? すごく似ている人をお見掛けしまして」

「ああ、私も見たことがある人がいるなーと思ったんですよ。フジコ・ヘミングさんの帰りで、レストランに入りましたよ」

「あ、やっぱり。多分十年くらいたっていると思いますが、変わらないどころか、おきれいですね。お声をお掛けしようとおもったのですが、あまりにも変わっていないので間違えたら恥ずかしいなと。お元気そうで何よりです」

「ははは。ありがとうございます。変わらないように努力してます。(笑)」

 私が参加していたセミナーでお知り合いになり、1度私のセミナーにもご出席いただいた方でした! なんか面白いですね。これもシンクロでしょうか!

 またフジコさんに会えるのが楽しみです!次は1月のコンサートのチケットを持っています。(笑)