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ホームズの雲間

2019.11.09 13:34

わたしは小説を読んでいる。

村上龍の『空港にて』という文庫本。

短編集の中のひとつ「居酒屋にて」を読んでいる。

中野坂上に向かう途中。

今日はおばさんとフリマに出る。

はじめてものを売るという経験。

ひとつやふたつ売れたらいいと思うが、

それよりもわたしにとってはものを売るという経験が、

小さいけど大きいような気がしている。

ものを買うのが好きだ。

お買い物そのものも、店員さんと話すのもとても好き。

店員さんと話すことはお店ごとに違う。

あるお店では。

「最近はどうですか。」

「あんまり調子良くないですね〜」

通いすぎて、

「この前から変わったことありますか」

なんて、時の短さを感じさせる。

友達より、わたしの近況を知っていると思う。

研究室の先生よりお世話になっている。

あるお店では。

「今日はこれからお出かけですか。」

「最近お買い物してます?」

店員さんのものに対する知識と熱量の深さに毎回楽しくなる。

あるお店では。

あんなに足繁く通っていたのに、

ぱったりと行かなくなった。

自分でも不思議だ。

満たされたようになったのか、

足りないと思うようになったのか。

単にお金の余裕がなくなったからか。