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なるさ 療育学習室

具体的な指示で行動が変わる!

2019.11.13 08:30

保護者の方の相談の仕事を始めた当初、子どもの変化の一番の理由はご褒美や褒めと考えていました。

ペアレントトレーニングでも「褒める方法」がプログラムの初期にあります。

ペアレントトレーニングをしていると、その考えも少し変わってきました。


それは

「指示が具体的で明確であると子どもは変わる」

ということです。


ペアレント・トレーニング中、子どもの変化のあった保護者の方に「どんなところが上手くいって、お子さんが変わりました?」と質問することがよくあります。

多くの保護者の方は「事前の具体的な声掛けがよかったと思います」と応答されてきました。


発達障害のお子さんは、何をすればいいのか十分に理解していないことと、曖昧な指示であると行動ができないためです。


大人は子供が行動しないと「わざとしていない」と考えてしまいます。


しかし、発達障害のお子さんの多くは

「やり方を知らないから出来ない」

「いつするのか分からないから出来ない」

「どこで、どのようにするのかわからないから出来ない」

【何回すればいいのかわからないから出来ない」

ということが多いです。


そのため、具体的な指示をすると行動できることは増えます。

子育ての中で指示を工夫すると、子どもは行動しやすくお母さん、お父さんも少しストレスも減ってきます。