湘南茅ヶ崎に移住した、その後。 -はしご酒編-
■なにかが足りない
今年の8月、茅ヶ崎に移住をした。(その経緯はお試し移住の話を読んで欲しい)
天気が良い朝には、徒歩10分で心地よい潮風を受けながら海を散歩できる。
↓富士山も見れちゃう
都内への通勤は、以前より時間はかかるが本や動画を見ていればあっという間だ。
移住をしてみて、いまのところ悪くない。
ただ、なにかが足りないような…
■理想の休日
茅ヶ崎に移住して、あらためて独身の自分にとっての「理想の休日」とは何か考えてみた。
朝起きて海を散歩して、海辺でキューバサンドを食べて、竜泉寺の湯のサウナで整え、ビールを飲む。
うん、いいじゃないか!最高だ!
ビールを飲む。ビールを…
はっ!!
一人だと、寂しい…。
一人酒は、嫌いではないが…ちょっと寂しいではないか!
聞くところによると、茅ヶ崎には良い飲み屋さんがたくさんあるらしい。
でも、一人で開拓する勇気がない。
もしも、地元の人と一緒にはしご酒ができれば、もっと最高の休日になるのでは…。
そこで、エキウミの小野寺さんに相談した。(エキウミには、雄三通りの商店街を中心に色々なジャンルの方たちが登場しているのだ)
「うってつけの方がいますよ。花屋ewaluのはづきさんをご紹介しますね。」
はづきさんとは面識がなかったが、のんべえの知り合いが多いらしい。
ということで、セッティングしてもらった。
なんて楽しみなんだ!
■いざ、はしご酒
そして、記念すべき「茅ヶ崎はしご酒の会」の日が来た。
初対面の方と会うのは、なかなか緊張する。
そういえば、まだ20代のころは、よくコンパを開催していたものだ。
なんか、妙にはしゃいで、ワクワクした感じで待っていたな…。
はっ!!そんな浮ついた気持ちではいけない。今回は真摯にはしご酒をするのである。
一軒目は、雄三通り沿いにある「カナリア」にお邪魔した。
さっそく地域の話で盛り上がる。
↓はづきさんは茅ヶ崎の住人で、経営者で、商工会にも参加されている
カナリヤの店主、ひろしさんが太鼓判を押す新鮮な魚介類が最高だった。
どれも美味しすぎたので、また訪れることは間違いない。
↓ラムも最高!
「よっしゃ、二軒目行こう!」
(いいよ、いいよ!この行こうぜみたいなノリ)
茅ヶ崎で、地元の方と、時間を気にせず飲める。この感覚が心地よい。
二軒目はビールバー。
醸造設備が整っており、本格クラフトビールが飲めるお店。
↓自分、美味しいビールはいくらでも飲めます
「ビールの次は、日本酒!」
(いいよ、いいよ!このはしご酒感。俺、茅ヶ崎ではしごしてるよ!!)
三軒目は、日本酒が揃っているお店へ。
ここで嬉しかったのは、復興支援の仕事で住んでいた石巻の、平考酒造「日高見(ひたかみ)」が置いてあったことだ。
このお酒は、あまり都内には出回っていない。日高見には「地元の料理に合わせて作っている」という酒蔵のこだわりがあるのだ。
飲んだことがない銘柄もあり、次々に日本酒をあけていく。
↓はづきさんの飲み仲間のみづほさんにウンチクを語る
「最後はちょっとディープなところにご案内しますね」
そう言われて向かった四軒目はカウンター席のみのお店。
ガラガラと扉を開けると常連客がすでに5~6名。
常連客からは「おかえりー」と温かくお出迎え。
(おーー、客が客に「おかえり」だと!いいよ、この地元感!)
「ほら、ここ3席空いているから」と、かなり酔っ払った女性から席を譲っていただいたのだが、話をよく聞いていると、この店のママだった。
↓すごいところに来てしまった…
はしご酒のフィナーレにふさわしいディープなお店だった。
こうして、「茅ヶ崎はしご酒の会」の初回は終了したのである。
■はしご酒しよう!
「この人、さとしんさんって言うの、最近茅ヶ崎に引っ越してきて、また飲みに来るから、ちゃんと覚えてね」
はづきさんはそうやって、すべてのお店で紹介をしてくれた。
ありがたい…絶対また行きます(涙)
自分はこれまで、仕事やプライベートでいろんな地域の活性化に携わってきた。
そして、茅ヶ崎に移住したいま、この地域のためにできることをよく考える。
結論、まずはコミュニケーションからはじめようと思った。
自分はお酒が好きだから、そこをきっかけにできたら良い。
そうやって少しずつ築いていく地元の関係性のなかで、なにか困ったことがあれば、「お互い様」と言い合いながら、助け合っていきたい。
いつどこでどんな有事が起きるかもわからないから、余計にそう思う。
ということで、「茅ヶ崎はしご酒の会」会員絶賛募集中です!
茅ヶ崎で一緒にはしご酒しよう!
→ 茅ヶ崎はしご酒の会に興味がある方はこちらをチェック!
(おしまい)
▼ライティング 佐藤真司(Facebook)
1975年2月28日、神奈川県横浜市生まれ。小学校から高校まで野球、大学ではアメリカンフットボールの体育会系!生まれも育ちも横浜であったが、東日本大震災を機に宮城県石巻市に移住し、4年間復興支援を行う。はじめての地方暮らしを経験し、人の温かさ、繋がりを経験し、いまは茅ヶ崎での心豊かな生活を目指している。
▼編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter)
2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」、Gyoppy!「スーパーにはない魚が買える」茅ヶ崎の人気鮮魚店が果たしている大事な役割)。