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象をめぐる冒険

盛岡市立動物公園

2019.11.10 07:20

11月29日はたろうさんが虹の橋を渡った日。

その前に行きたかったので、今回訪問しました。

一人で過ごすマオちゃんを見るのが辛いというのもありましたが、

それよりも今どんな様子で過ごしているのか知りたかったのです。

放飼場には見たことのないアイテムがありました。

まずは、タイヤ。

長い時間、黙々とタイヤで遊んでいました。

そして、この位置から鼻をバックヤードに伸ばしているのですが、何をしているんだろうと

たーこさんのツイッターに答えがありました。

この裏におやつがセットされていてそれを食べているそうです。

なるほど、マオちゃんが集中できるようなアイテムを用意したんですね。

人間が出来ることをやろう!としている姿が見えてきます。

お鼻見えますか?手前に干し草の乗った台がありました。

細い隙間から鼻をいれて食べられるようにしていたんですね。

隣の放飼場は土があってここでゴロゴロしたりできるんですね。

この場所にいるのを見たのは初めてでした。

丸太も入れてもらってます。

何度も立ち上げては倒してで遊んでいました。

中になにかおやつを仕込んでいるのかな?落ちたのを食べていました。

たろうくんがいなくなって、マオちゃんの寂しさは計り知れない。

ゾウは仲間が亡くなると人間と同じように悲しむそうです。

近くに仲間がいれば励まされたり元気付けられたりする。

単独で生活をしているマオちゃんにとってもやはり、心の支えとなるのは、

仲間と過ごす時間なんじゃないかって。

(飼育員さんはゾウ使いさんと違って夜になると家に帰る。

 夜の闇の中でじっと立ち尽しながら、一人になったゾウは何を思うのだろうね。)

日本にいる単独飼育のゾウが仲間たちと過ごせる日が来ればいいな。

今は園の思惑もあるかもしれないけど、「ゾウは集団で生活する動物」というのが

沢山の人に認識されて、「単独飼育はダメだったんだね」ということが一般的になれば

動物園も変わらなきゃいけなくなる。

人間の欲望よりも、動物園の中でゾウが本来の形に近い姿で暮らしているのを

見られますように。