ZIPANG-4 TOKIO 2020 新潟開港150周年記念フォーラム「つながる地域、広がる都市間交流」-新潟開港150周年を契機とした、さらなる地域連携の可能性-
はじめに 記事をお届けするに当たり、今夏、関東・東北地域を直撃した、強烈な台風19号と、続く21号の記録的な大雨で、千葉や栃木、福島など5県の34河川で浸水被害や土砂災害により亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。また、このたび我が国の世界遺産である沖縄のシンボル首里城の正殿等主要部分の全焼被害が続き、国民として深く哀悼の意を捧げつつ…
新しくなった旧税関庁舎です。一般公開中!
安政5(1858)年の修好通商条約により、神奈川、函館、長崎、兵庫と並んで開港場の一つに選ばれた新潟は、明治元年に開港しました。翌年の明治2年に、関税業務を行う役所として、後に新潟税関となる新潟運上所がつくられました。
旧新潟税関庁舎は、港町新潟を象徴する建物であり、開港当時の姿を今に伝えています。
擬洋風建築
明治2年に建てられた庁舎は、開港5港当時の税関として現存する唯一の建物です。地元の大工が西洋建築を見よう見まねで造った建物で、「擬洋風建築」と呼ばれています。一見すると洋風の建物ですが、多くが和風の技術で造られているところに特徴があります。
見どころ
塔屋、アーチ入口、きんちゃく型ガラス窓、なまこ壁、鎧戸、棟札など
【「新潟県・庄内エリア デスティネーションキャンペーン」開催中】
新潟県・庄内エリアを全国にアピールするため、地域(地方公共団体や企業等)とJRグループ6社(北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州)が協働で取り組む、国内最大規模の大型観光キャンペーンが開催中です。
当時の港の様子がよくうかがえます。荷物で溢れかえる帆船や法被姿の沖仲士、活気が感じられます。新潟の繁栄ぶりを偲ぶ豪商の迎賓館「旧斎藤家別邸」は以前取材しています。詳しくは、下部にリンクを貼ってありますのでご覧ください。
新潟県政記念館は、明治16年(1883年)に新潟県会議事堂として建設され、昭和7年(1932年)に新設の県庁舎内に議場が移されるまで、県政審議において重要な使命を果たしました。
その後、昭和44年(1969年)に重要文化財「新潟県議会旧議事堂」に指定され、大規模解体修復工事を経たのち、昭和50年(1975年)から「新潟県政記念館」として公開しています。
見どころ
議事堂は、木造2階建、漆喰壁、中央に塔屋をのせた左右対称の堂々たる建物で、中には議場を始め、知事室、議長室、委員室など14の部屋があります。
外回りでは、白亜の建物の角を縁取る隅石(すみいし)、正面の玄関車寄せとバルコニー、歯形飾りのある軒蛇腹、両翼の棟の擬宝珠(ぎぼし)形の棟端飾り、風見をもつ八角塔屋などが目を引きます。
内部では、議場の大空間を構成しているトラス小屋組、傍聴席を支える柱頭飾り付き鋳鉄柱、上げ下げ式のギヤマン窓、室内天井に残る漆喰彫刻など、各所に明治の先人のすぐれた技術や工夫の跡が見られます。
総じて、伝統と洋式を織り交ぜたいわゆる擬洋風建築の代表的なもので、文明開化期特有のはつらつとした個性美がうかがわれます。
みなとまち新潟の盛夏を飾る伝統と革新の魅力溢れる夏まつり。今年の「新潟まつり」は開港百五十周年として8月に行われました。国指定重要文化財「萬代橋」にて…民謡踊り
京都の祇園、東京の新橋と並び称されてきた花街、新潟古町。
200年の伝統を誇る新潟古町芸妓は、みなとまち新潟を代表する文化のひとつです。
新潟ならではの美味と歴史を味わうことのできる老舗料亭で、艶やかな着物をまとった芸妓さん達の芸をご堪能ください。
【参加者募集】新潟開港150周年記念フォーラム
地域・都市間交流によって発展する未来の新潟を考えます。
新潟の開港から10年後に日光→会津→新潟を旅した世界的旅行家イザベラ・バードが残してくれた旅の記録から、さらなる地域連携の可能性を探ります。
■日時 2019年12月15日(日)14:00~17:00
■会場 新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」能楽堂(新潟市中央区一番堀通町)
■参加費 無料
■定員 300名 ※応募多数の場合、抽選
■内容 【基調講演】 「イザベラ・バードの新潟の旅と活写された新潟」
○講師/金坂清則氏(京都大学名誉教授・地理学者)
【パネルディスカッション】 「さらなる交流拡大に向けて」
○パネリスト/※五十音順
渋川恵男氏(会津若松商工会議所会頭)
高岡はつえ氏(沼垂テラス商店街(テラスオフィス)統括マネージャー)
中原八一氏(新潟市長)
室井照平氏(会津若松市長)
○コーディネーター/野内隆裕氏(路地連新潟代表)
■その他 前日14日(土)にはプレイベントも開催。
<前日開催・プレイベント>
①まち歩き
「イザベラ・バードと明治の新潟コース」
NEXT21~白山神社を、3グループに分かれて散策します。イザベラ・バード研究の金坂清則氏も参加します。
日時 2019年12月14日(土)13:00集合・受付 ※所要時間90分程度
集合場所 NEXT21(新潟市中央区西堀通6番町866番地)
定員 30名 ※応募多数の場合、抽選
申し込みは最下段をご参考に!
②トークセッション
「イザベラ・バードでつながり、新潟を発信しよう!」
日時 2019年12月14日(土)15:00~16:45
会場 白山会館(新潟市中央区一番堀通町1-1) ※まち歩きのゴール地点です
出演者 パネリスト(五十音順)/
齋藤 勝子氏(新潟シティガイド)
先川 幸宏氏(路地連胎内)
田辺 修一氏(北宝隊)
渡部 達也氏(阿賀町観光ガイド)
ゲストコメンテーター/
金坂 清則氏(京都大学名誉教授・地理学者)
コーディネーター/
伊藤 頼子氏(新潟イザベラ・バード研究会代表)
定員 120名 ※応募多数の場合、抽選
申し込み最下段をご参考に!
■申し込み方法 参加申し込みはこちらから
11月29日金曜(必着)までに、ハガキ(〒950-8535、新潟市中央区万代3-1-1)・FAX(025-385-7438)・メール(kaiko-kouenkai@niigata-nippo.co.jp)のいずれかに下記の事項を記載し、新潟日報社地域連携推進室へ
①「開港150周年フォーラム」
②参加を希望する催事(記念フォーラム、まち歩き、トークセッション)
※複数催事の申込可
③郵便番号
④住所
⑤氏名
⑥年齢
⑦電話番号
※応募多数の場合、抽選。当選者のみ参加券を発送します。(12月5日頃発送予定)
■申込締切日 11月29日金曜(必着)
■お問い合わせ
新潟日報社地域連携推進室
電話:025-385-7434(土・日・祝日を除く9:30~17:30)
<新潟開港150周年記念事業とは>
2019年1月、新潟が世界に開かれてから150周年を迎えました。
この節目の年を新しい新潟を切り拓くスタートの機会として、「みんなでつくる、みなとまち新潟スタート!」を合言葉に、民間企業や団体、市内外の皆さんと一緒になって、あらためて150年の歴史を振り返り、「みなとまち新潟」の魅力を再認識する取り組みを進めています。
新潟開港150周年記念事業に関するお問い合わせ
新潟開港150周年記念事業実行委員会事務局
(新潟市2019年開港150周年推進課内)
TEL:025-226-2162(直通)
E-mail:kaiko150@city.niigata.lg.jp
参考
新潟の旧斎藤家別邸・北方文化博物館新潟分館の見どころ
ZIPANG TOKIO 2020「越後 【庭屋一如】 大正ロマン 国指定名勝『旧齋藤家別邸庭園』開港150年 (その壱)」
旧齋藤家別邸・北方文化博物館本館、近隣の見どころ
ZIPANG TOKIO 2020「庭屋一如 旧齋藤家別邸 国指定名勝の建物・庭園の見どころと北方文化博物館本館、近隣のご案内(その弐)」
旧小澤家住宅の見どころ
ZIPANG TOKIO 2020「明治150年 旧小澤家住宅 日本遺産認定の一翼を担う!」
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
公益財団法人 新潟観光コンベンション協会
〒951-8062 新潟市中央区西堀前通6番町894−1 西堀6番館4F電話: 025-223-8181
新潟商工会議所 〒950-0078 新潟県新潟市中央区万代島5−1 TEL. 025-290-4411
新潟市役所 〒951-8550 新潟市中央区学校町通1番町602番地1 電話 025-228-1000
文化庁 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話番号(代表) 03(5253)4111
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