もしも、ホームページ管理者の離職に備えてやるべきこと
ホームページを管理する担当者が退職した!や、以前ホームページを制作した業者と連絡が取れない!など、いざ更新しようにもどうしようもない。
こんな相談は少なくありません。
昨日のお客様は、何はどの業者と契約しているかまでがわからないという状況です。
■全ての契約とその内容をお調べします。
- 独自ドメインをお持ちなのか、その取得年月日・更新時期。その管理業者と費用。
- ホームページやメールのレンタルサーバーの契約先とその更新時期、費用とサービス内容。
- プロバイダー(インターネット接続業者)の契約内容と契約先、費用。
これらの内容を、請求書やホームページのURLから逆算し、契約情報とサービス内容を調べ出しまとめる。探偵のような作業を行うことがあります。
メールができないと大騒ぎする時代。
疎かになっている、会社経営にとって大切なコミュニケーションツールの管理を再建する仕事です。
■ホームページの更新やリニューアルができない
- 近所の知り合いの息子さんが、ホームページを作れるから!
- ちょっとホームページに詳しい人を雇った!
HTMLやCSSと呼ばれるホームページ制作用のプログラム言語。素人にはわかりません。
これが使いこなせるということで、自宅で一人で開業する人が増え、そこそこニーズがあったのです。しかし、会ってみると ①パソコン仕事 ②ジーンズ・Tシャツ姿。
足元を見られ、彼らの仕事や彼ら自身もあまりその存在を重要視されませんでした。
そのため、彼らの離職によって、今ではホームページの更新やメールの設定ができない。酷いケースでは、ウイルスに感染し、レンタルサーバー会社からホームページやメールの利用を断られてしまいどうしようもできない。という酷い状況もあります。
■10年一昔。これからの時代にITの重要性を受け入れる
会社経営に重要度の増すIT技術。それを担当とする人の存在をもっと大切にして欲しいなと思います。
10年は一昔というように、技術や世の中の基準は進歩しています。
携帯ショップに行くと、SNS講座が開かれているショップがあり、数万円の受講料を支払い、写真の撮り方・投稿の仕方を学んでいるお年寄りで盛況。
街では、音楽はネットで聴き、ブルートゥースのスピーカーやヘッドフォンを使い、お出かけ先や車の中で楽しむ時代。
家に帰ると、お父さんもお母さんもパソコンよりも、スマホ。というよりパソコンやFAXが存在しない。なかには固定電話さえもない家も。小学生は学校でタブレットを使い、プログラムや英語を学ぶ。数年で私たちの生活スタイルは端末・ネットサービスの普及で変わっています。
変化する社会において、ビジネスに欠かせないITの情報。そしてリテラシー。
大切にして欲しいと感じた1日でした。