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台湾いとしこいし

寮の魔力。

2016.04.18 07:00

ただいま、わが校は中間テスト真っ最中。


修士課程では基本余り「テスト」というのは少なく、ほとんどが「レポート」提出および皆の前でのプレゼン、という形になり、しかも中間テスト期間だけでなく、学期中はほぼずっと途切れなくレポート作成にあたっている感がすごいので、中間テストの時期が来ても、いまひとつピンと来なかったりするのだが、ここのところ大学部のルームメイトが夜遅くまで勉強しているのを見ていると、「ああ、テスト期間だなあ」と思う。


だが、昼間寮にいると、だいたいみんな昼寝しているか、ネットで何か見ているか、といった具合で、勉強をしているというのはあまり見かけない。というか、オノレ自身も、寮にいると、全然勉強しようという態勢にならない。


何がいけないのか。


まずは、机の形。

隣と近く、パーテーションの区切りなどがないので、隣が気になる。


そして、オノレの机まわり。

勉強道具だけでなく、化粧品などもあり、余計なものが目に入り、集中しづらい。


最後に、最大の悪の根源。

それは、振り返ったらすぐにベッドがあることだ。


これでは、


疲れたら、もう寝ていいんだよ。

ちょっと、横になって休憩するだけだし、横になっちゃえ。

横になったら、なんかもうどうでもよくなってきちゃった、寝ちゃえ。


などという、心の中の悪魔のささやきに簡単に屈してしまうのも自明の理というもの。

そういう訳で、わたしは勉強しなければいけない時は、学校の図書館か研究室で勉強することにしている。外に出かけるという区切りがあるだけでも、勉強モードに入りやすい気もするからだ。

だが、朝に大雨が降ったりしていると、寮からでるのが億劫になる。

そうすると、勉強はあまり進まない。


今朝は、朝雨が降って昼間も天気が良くなく、故に研究室に行くことをサボってしまった。

資料片手に、勉強が進んでいるのか、進んでいないのか、いやあまり進んではいないのに、起ち上がって部屋の掃除をしてみたり、洗濯をしてみたり。


振り返ると、授業を終えて昼に帰って来たルームメイトが、気持ちよさそうに夢の中で遊んでいる。


寮の魔力、恐るべし。