【ナイショ話】何を意図して動画の構成を考えるのか。〜関西ドローンクラブ〜
ドローンが趣味のクラブ、関西ドローンクラブの活動PVです。
今回は空撮とBBQの交流会を兼ねた活動の一部を映像にまとめました。大変ありがたいことに参加者のご家族様に大変気に入っていただくことができました。
さて、このPVのポイントは3つ。
①ドローンではなく、それを楽しむ人々を主題にする。
②家族連れでも楽しめるグループであることを主張する。
③要所で空撮映像とドローンの離陸や操縦シーンを効果的に使い、空撮してみたいと思わせる。
①はドローンという人口がまだまだ少ないカテゴリーでドローンを全面に押し出してしまうと、このクラブ内外の温度差が生じてしまうので、あくまで「楽しむ人々」を全編で表現しています。
これは商品やサービスにおいても同様で、自社の製品・サービスは内部が一番よく知っていて当たり前でそれを押し出したいところですが、反面マニアックになりがちです。
そしてなにより重要なのが「壁を作らない」こと。
人が一番共感できるのは、やはり人。
子供を見ていると、人が集まる場所は滑り台でもブランコでも砂場でもなく、「一番楽しそうに遊んでいる子」のところに人は集まります。
なので、ドローンではなくそれを使って楽しんでいる人を主題にしています。
②の家族連れを押し出した理由は①に通じるものがあります。ドローンのクラブと言えば、皆さんはどんなイメージを持たれますか?
男性?女性?年齢層は?どんな思考の持ち主?
今回は会員さんが増えればと思い、ドローン一機に対して1人ではなく「家族で楽しめる」を見せて「ドローン一機に対して複数人」増えるような導線を意識して作っています。
一見、オトナでコアな趣味の世界ですが、これがご家族や仲間と楽しめるものとして打ち出す事によって、今後、よりドローンファンの裾野を広める意図があります。
③の空撮映像やドローンのシーンは、言わずもがな。ドローンそのものの楽しさです。
食後の美味しいデザートや、コース料理のメニューのように、①と②の要所要所にドローンの楽しさを散りばめています。
子ども、大人関係なくはしゃいで楽しいんでのシーンの途中にドローンの離陸シーンや空撮映像を入れて映像に立体感を作っています。
最後の方のシーンは暮れてゆく海岸を空撮で印象付け、夕陽をバックにグループメンバーを入れて
「楽しかった一日」で映像が完結していくように意図しています。
そんなこんなで、やはり写真も映像も技術が大切ですが「何を伝えるのか」がとても大切な要素であると考えています。
様々なガジェットを手にしてきましたが、やっぱり大原則はここです。
お陰さまで多くの様々な知識人とお会いする機会を得ることができましたが、素晴らしい作品を世に送り出してる方々の共通点は間違いなくこれです。
まだまだ多くを吸収していきたいと思います。
それでは。