Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

micio design studio FUMIKO HOKOYAMAのイラスト、漫画、デザインがたくさん

アッシジは超おだやか〜

2019.11.13 13:20

何度もBSで目にした、『イタリアへ、須賀敦子・静かなる魂の旅』

『アッシジ編』で、オリーブの小道を歩いてたどり着くという教会に、ノーテンキ漫画家は大きな憧れを抱きました。

『いいな〜、アッシジに行ったらここに行くんだ〜』と心に決めていたその場所は・・・・・サンダミアーノ修道院。

アッシジ2日目。どんより雲空で肌寒いけど、雨もまだ大丈夫そうだし、よし、行ってみよ。

サンタキアーラ教会前で、かっこいい女のポリスに聞きます。

『あの門を2つくぐったら右、標識に従って行きなさい!』ハイ!

観光バスが頻繁に通る車の大通りを渡ると、マリア様の辻堂。そこから憧れのオリーブ畑の小道が始まります。

まっすぐの下り坂の道を、ゆっくり周りの景色を楽しみながら降りていきます。

修道院の長い塀沿いの急な坂道を降りると、目的のサンダミアーノ修道院。ここまでゆっくり歩いて約30分。


聖フランチェスコが、1205年に神の声を聞き、一人で石を積んで修復したという古い礼拝堂と、聖女キアーラが1253年に息を引き取った部屋がありました。

その質素な部屋からは、花いっぱいの中庭と周りの丘陵や木立が見え、穏やかな雰囲気が漂っています。


はぁ〜、来てよかった。

窓からのんびり外を眺めていたら、次々にたくさんの観光客が通り過ぎ、、、、、ハッと気づいたら、エッ、部屋に誰もいない、、、。

え〜、ノーテンキ漫画家が、自分の好きな美術館や教会などに行くと、気がつくと誰も周りにいなくなって、ただ一人でその場を静かに楽しめるということがしばしばあります。

妄想族のノーテンキ頭が『時空のエアーポケット』と読んでいる現象で、、、、それがここでもありました。

しばらくして、またたくさんの観光客が。インドネシアから来たという尼僧の姿の団体さんもいたりして、アッシジは、普通の観光地でなく、おだやかな巡礼の聖地です。

緑の中のサンタキアーラ像


さ〜、下ってきた道をひたすら登ります。ひぇ〜!

急ぎ足のカップルは、追い越していった後、グダビレ顔で坂道で休んでいました。

ノーテンキ頭は山登り経験者なので、ふふっ、『ゆっくりゆったり、マイペースで登ると疲れないのよ』とアドバイスしてあげたかったです。

土曜日の夕方だからか、サンタキアーラ教会では、ミサが厳かにとり行われていました。

夜、ホテルの窓を開けると、幻想的な霧のアッシジ。

すっかりとりこになったアッシジ 次回もつづきます。お楽しみに。