身体の探究!【樫木先生】
ボディメイクトレーナー・樫木裕実先生のレッスンday。
毎回、学びが大きく、大充実だ!
それだけに集中力が必要なので、
この時間は
鏡の中の自分自身と樫木先生を見比べながら、
鏡じゃない実物の樫木先生の気配も目の端っこで捉えつつ、
樫木先生になったつもりでダウンロードしようとする…
という
やたらな神経の使い方をすることになる。笑
一般のインストラクターだったらご指摘しない(気付かない?)ような
骨盤と脚の付け根の わずかな角度の違い、
動作中の呼吸の仕方、
手首の先や、膝下の力みまでも見透かされ
細かく戴く、ご指導。
しかも、樫木先生の立ち位置から見えない角度は、マネージャーの庭山さんが伝えてくださるという、二人がかり。
このレベルで
自分では気付けない身体の癖を知ること、
矯正してゆくことは
ネットや本の情報だけで学ぶのは、無理な領域!
直接ご指導いただける醍醐味だ。
この日は特に、
身体の表面から押すマッサージでは刺激が届かず、普段の動作の範囲では動かすこともない、深層部に
グイグイ テコ入れされるのを感じられた。
樫木先生のメソッドは
“この動作はどこに、どう効かせているのか?”
“部位のどことどこが、引っ張りあっているのか?”
ということがわかっていないと、まるで意味がなく、
なんなら
「すごい楽な動作だけど、一体どこに効いてるの??」
と なりかねない程。
単純に見える動作に、繊細な神経が要る。
最初の頃は
それが全くわからない状態の、見よう見まねでしかない状態だったので、
良くない箇所をご指摘いただいても…
とにかく
なにがなにやら、わからなかった。笑
(身体の扱いの 良い・間違いの判断基準が培われていなかった)
あまりにも ちんぷんかんぷんなので、
それこそ「先が見えない」という感覚に陥り、
軽く絶望感感じたけど 笑
レッスンに参加する回が進むごとに、だんだんと
先生がご指摘なさるところの、意味を
理解できるようになってきたと思う。
一歩一歩。
だからといって
すぐに素晴らしい身体に仕上がるかといえば、そんなわけはない。
むしろ、理解が進むとは
「思ったほど出来ていなかった。」
「まだ、ここまでの域なのだな。」
などと、
不出来な箇所をこそ、よくよく直視することになるのだ。
でもさ、回を重ねるごとに
“道筋が見えてくる” ということは
すごい救いだよね。
それが大事なところだよね。
出来させるよりも、前に
身体を理解しながら扱い、身体とともに歩むことが
きっと、大切だ。
*
自身の課題は、それこそ
遥か彼方まであるが 笑
可動域を上げてゆこう。
一見、動作が出来ているように見えて、
身体の別の箇所を“力み”で固めながら、なんとかキープしているような状態も多いから、
この 力みをぬき、真に効果的な身体の使い方をしていられるようになりたい。
またレッスン中は、身体の各部を同時に意識することになるが
“腹に意識を向ければ肩への意識が途切れる” などといったことにならず
無意識下にも、正しいポジションを定着させたい。
樫木先生のメソッドは
武道の稽古にも、もちろん役立っている。
今までなぜ、稽古の度、特定の部位を痛めていたのか。
傍目には、胴着・袴姿では、姿勢が判断しづらいところがあるが
私はその部位に、極度に負担のかかる使い方をしていたことがわかったし
筋力で克服するよりもむしろ、
関節の柔軟性である、という認識・アプローチになっていった。
いや思った以上に…。
思った以上のレベルの柔軟性・可動性なくして、これほど刀を自在に扱う師範の刀法は
出来ないはずの動きなんだわ、本来。
あらためて、そう思った。
ほかにも色々と、ヒント・刺激になっている。
また、
「師範が以前、こんな風に伝えてくださったアドヴァイスを、私は間違えた意味で捉えていたのかもしれない。
本当のところは、こういう意味ではなかったか。
なるほど……」
などと、
樫木メソッドと照らし合わせて、解読?しているのだ。笑
なにごとも
受け身で教わるだけの姿勢でなく
自身の研究心があってこそ
ほんとうに教えを活かせる、見出せるものだな、
と思う。
一歩一歩
深化してゆこう!
*過去の記事