ひと(他人)のために涙が出ますか?
対人関係が苦手な人がいます・
その代表的な障害は自閉症です。
情報過多の社会で、
飛び込んでくるニュースに触れると、理解しがたい事件に出会います。
・教師が教師にする【いじめ】
・男子中学生が見知らぬ女子小学生の【首を切る】、殺してみたかった。
・宗像市の保育園・副園長がおこした【園児や部下への虐待】
・鹿児島では老人ホームの介護職員が高齢者に暴行
・親が乳児に対する虐待を繰り返す・・・・・等々。
理性のない事件が毎日続いています。
それらの事件は子供たちだけではなく、大人にも蔓延しています。
パワハラや差別という内容で蔓延しています。
集団生活を乱す事件や問題を検証してみます。
発達障害の中に自閉症があります。
自閉症とは、対人関係を上手にまたは自由にできない障害です。
この自閉症には、
知的障害を【もつ人】と、知的障害を【もたない人】がいます。
知的な障害をもつ人は、社会福祉事業法の中で知的障害者福祉法に守られます。
養護学校や知的障害者(児童)の福祉施設を利用できます。
自閉症を区分した中に、アスペルガー症候群があります。
アスペルガー症候群とは、
知的な障害をもちませんが対人関係がすこぶる苦手です。
中には高機能自閉症とも言われ、数学が強い・ピアノが上手・・・等々。
特殊な才能を発揮する人もいます。
このアスペルガー症候群という障害をもっていても、福祉法に守られる人は少数です。
高校生になり数学などの知的な能力は優秀だが、
担任の名前が分からないし覚えようとしない。
その日の教科書を忘れる、
その日にあるテストの範囲を忘れる。
集団で行う行事等に関心がない。
何かをする時、
自分だけの段取りは出来るが、数人と行動を共にするときの段取りは苦手です。
自閉症(アスペルガー症候群)ではないが、相手の気持ちを理解できない人がいます。
日頃の生活状態は【場の空気が読めず】、相手が傷つくことを平気で言う人がいます。
平気でパワハラ的な言動を繰り返し、自分の正当性を主張する人がいます。
アスペルガー症候群ではないのか?と、疑います。
こんな人は、相手の気持ち(気分)を自分に【移入】できないのです。
相手の気持ち(気分)である喜怒哀楽を理解できないのです。
これを【気分移入障害】といいます。
この障害をもつ人は、対人関係が悪くなり群れ(集団生活)に適応できません。
周りの人から疎外されることが多く、孤立感でストレスを貯めています。
自閉症の中には、
知的な障害がないアスペルガー症候群・高機能自閉症の人がいます。
話はできるが、相手の気持ちが分からず場の空気が読めない。
仕事は早いが結果に責任をもたない。
嘘を言う時に黒目が左右にチラチラ動く
何年も一緒に過ごしたり仕事をしていても、気がつかずに傍にいたりします。
会話は普通にするが、
何かあると【何か変な人だな】と分かります。
相手の気持ちを自分に移入できず自己防衛が強いが、責任感の薄く軽い人。
これらを検証していくと、
① 脳内に障害をもつ【先天性】のアスペルガー症候群であるか、
② 経験不足からくる【後天性】の気分移入障害か。
この2つに分かれます。
① ②の見分け方で簡単な方法は、
相手が目を見て話せるか、目をそらすかでも判断できます。
目を見て話すことができるが、
場の空気が読めない、ひと(他人)の気持ちを理解しない人。
このような人の中に【気分移入障害】をもつ人がいて、
群(集団生活)の中で必要な対人関係に適応できず、強いストレスを貯め込む特徴をもっています。
各種の自閉症の特徴がありますが、自閉症と同じような特徴をもっていても自閉症とは違います。
人は群れの中で生きており、相手の気持ち(気分:喜怒哀楽)を自分の中に受け入れています。
脳内の機能的な障害がなく、
相手の気持ち(気分:喜怒哀楽)を受け入れることができないのです。
これを気分移入障害と言いますが、対人関係を損ないパニックをおこします。
この障害の特徴は【責任転嫁】です。
自分や相手に言い訳し、パニックが生じると相手を言動で攻撃します。
この障害をもつ人が職場の上司であれば、部下は居たたまれず大きなストレスを抱えます。
相手の痛みを知る【経験が不足】しています。
相手の気持ち(喜怒哀楽)を汲み取るために必要な、経験が不足しています。
経験が少ないと日々の生活に自信がなくストレスを貯め、
・教師が教師にする【いじめ】
・男子中学生が見知らぬ女子小学生の【首を切る】、殺してみたかった。
・宗像市の保育園・副園長がおこした【園児や部下への虐待】
・鹿児島では老人ホームの介護職員が高齢者に暴行
・親が乳児に対する虐待を繰り返す・・・・・等々の社会的な問題や、
種々の犯罪を起こします。
情報過多の社会現象は、躾を行う親に不安を抱かせます。
情報に振り回された親は、善悪の価値基準を自分で決め、悪に走るのを止めます。
【そんなことをしてはいけない、あんなことをしてはいけない】と躾をします。
厳しく誘導する躾は子供の行動を束縛します。
子供は経験で得る自信や、対人関係に必要な考え方を学べません。
【子供には失敗をする権利がある、親には子供の失敗を見守り支える義務がある】といいます。
良くも悪くも経験なしでは、相手が苦しむ痛みが分からないのです。
事件をおこして【誰かを殺してみたかった】とは、
経験を求める人の本能です。
子供の行動を束縛しない【躾って大切ですね】