スラッシュ #2 / アドリブ&リフについて
今回から Guns N' Roses / Slash ft. M. Kennedy & Conspirators (SMKC) のギタリスト、スラッシュのインタビュー要訳をご紹介していきます。
こちらは現時点でのスタジオ最新作、"Living The Dream"のプロモ時のラジオ出演です。
マイルスとの仕事について
3:52 ~
DJ: あなたとマイルス・ケネディは本当に素晴らしいケミストリーを持っているわよね。始めてからほぼ10年になるのかしら?
S: そうだな、最初が2010年だったから、もう9年か。
DJ: 私が思うに、彼はロバート・プラントレベルになれるくらいの真のロックスターだと思うの。彼の歌ってほんと圧倒的よ。今よりもっと大きな存在になって欲しいと願ってるの。
彼と共に働くのは、あなたにとってどれほど素晴らしいことなの?
S: 彼と仕事をするのは本当に楽しいよ。特に、音楽的な面に関しては尚更ね。
彼は常に他人の意見にオープンで、どんなものに対してもメロディを付けられる。これがオレの仕事を非常に楽にしてくれるんだ。
例えば、オレがリフや曲の断片を持ち込んだら…10回のうち8回は非常に優れたメロディを見つけてくれる。本当に素晴らしいことだよ。
あと、人間的にも一緒にいて居心地が良いヤツなんだよ、全然ロックスター気取りじゃないしさ。話し方は穏やかで、物腰が柔らかい。せっかちでもないし、本当に一緒に働きやすい人だよ。
アドリブについて
5:07 ~
DJ: 以前のインタビューでマイルスが言ってたわ。毎晩ステージ上で、あなたがその場の雰囲気でアドリブプレイを盛り込んでくるのを見るたびに衝撃を受ける、って。
そんな風にプレイするからには、常に頭の中でフレーズが流れてるってことでしょ?
S: オレにとってライブで演奏するっていうのは、インプロヴァイズ(即興演奏)出来る素晴らしいプラットフォームなんだ。
多分、オレにとっての練習や創造的なアウトプットの大半は、ライブ中大勢の人に向き合う中、即興で思いついたアイデアから来ていると思うんだ。ソファーに座って何かを生み出そうとしている時よりもね。
マイルスの発言に関して面白いのは、彼だって素晴らしいギタープレイヤーってことさ。オレにそんなことを言う筋合いないぜ。
(つまり、Alter Bridgeではギターも弾いてるマイルスだって、同様に素晴らしいアドリブ出来るだろう、と)
ギターリフについて
6:03 ~
DJ: あなたはWelcome to the jungleのような、まさに音楽史に残るギターリフを発明したわけだけど、まだ自分が作るべきギターリフは残っていると感じる?それとも、アイデアは出尽くした感じ?
S: それ(優れたリフを生み出す)ってさ、長い旅みたいなものだろ?
DJ: 確かに。今頭の中にはどれくらいあるの?これ、上手くいくかわからないけど…みたいなアイデアは?
S: わからないな。もし真剣に考えたら、きっとオレは黙ったままそこに座って、キミはオレが何か良いフレーズを思いつくまで待たなきゃいけなくなるよ(笑)
でもまぁ、オレはどこに行くにも自分のそばにギターを置いて、いつも弾いているから。もしアイデアが沸いてきたら、それを忘れてしまう前に捕らえて、ギターに落とし込みたいしね。
次回Pt.2 に続きます!