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Me and Songs

スラッシュ #3 / レミー&スコットについて

2019.12.12 07:00

Guns N' Roses や Slash ft. Myles Kennedy and The Conspirators (SMKC) の活動で知られるロック・ギタリスト、スラッシュのラジオインタビューPt.2です。



今回は、今は亡き伝説のミュージシャン、モーターヘッドのレミー、そしてバンドメイトだったスコット・ウェイランドについて語っています。



レミーから学んだこと


9:15 ~


DJ: レミーとの長い付き合いの中であなたが彼から吸収したことを何か1つ挙げられる?



S: そうだな、もちろん色々あるけど、いつでもオレが思いつくのは…


世間は、ロックスターに対してある種のイメージや先入観を持つだろ?連中はこんな風に振る舞うはずだ、とか。


レミーは、表面上はロックの世界でも有数の厄介者に見えるだろ、危険で、酒飲みで。



でも実際は、言葉使いが上品で博識で、思いやりもあって、まさにジェントルマンだった。他人の感情にも敏感だったしね。


彼はそういった様々な物事を内包した、非常に興味深い二面性の塊だったよ、普通の人達が一見しただけでは理解できないような。


一般人は皆、レミーのことをどうしようもない、荒れた生活を送るロックスターのように見ていたかもしれないが、彼はそれに当てはまらない。



むしろ彼は、そんなロックミュージシャンに対する(偏見的な)イメージを変えるアイコンだったと思うよ。



ガンズ再結成を望んだスコット


10:36 ~


DJ: もうこの世にいないロック・レジェンドと言えば…、Velvet RevolverのSlitherをガンズのセットリストに加えたのは、アクセルの意見だったとか?


S: あれをやり始めたのは確か…今年(2018年)の5月からだったかな。リハーサルでは以前からやっていたんだけどね。



DJ: 実は、スコット(・ウェイランド)は亡くなる一週間ほど前にこのスタジオに来て、その後私は彼のショーを見に行ったの。彼の一人のファンとして、すごく不思議なタイミングだったから今でも鮮明に覚えているの。


で、あなた達がライブでSlitherをセットリストに加えたと記事で読んだ時、最高!と思ったの。


S: オレもクールだと思ったよ、特にダフとオレにとって、あの曲をプレイすることは精神浄化的な意味合いもあってね。



スコットはしょっちゅうオレに話してくれてたんだ、「オレはガンズのオリジナル再結成にいつだって賛成だ」って。正直、オレはあの頃もうガンズには関わりたくなかったんだけど。オレもちょっと頑固になってたりしてね。


だから、オレ達がスコットと一緒に作り上げたものを、今ステージ上でやるってのは意味のあることだし、彼もオレ達が再び一緒にやるべきだと思ってくれていたわけだし…そういった小さなことの組み合わせなんだよ。


DJ: 素晴らしい話ね。



いかがだったでしょうか?


スラッシュは、レミーやオジー・オズボーンとも親交があることで知られていますが、もしかすると同じイギリスにルーツを持ち、同じようにロサンゼルスに居を構えた者同士、何か共感する部分も大きかったのかな、と個人的には思います。


もちろん、彼らの作った音楽に影響を受けた、というのが大前提でしょうけど。


スラッシュのインタビューはいつも興味深いので、またいつかご紹介出来たら、と思います。