ソロ第三弾「ドン・キホーテ」
TVから流れてくるスカのリズム、ホーンセクション。ふと見ると、そこにはカラフルなスーツに身を包んだレピッシュがいた。
直線的なエイトビートのギターロックに惹かれていた学生時代の傷彦にとっては新鮮な響き!
レピッシュ、
その大人っぽさとヤンチャさの同居っぷり。ポップとフリーキーの混在ぶり。
今聴いても、誰にも真似できない強烈なオリジナリティだ。
当時、傷彦は思った。
「これはきっと音楽通のオネーサンたちが聴くものだろう、自分には縁のないものだ…」と。
でも、その存在は強烈に記憶に焼きついたんだ。
時は流れ、21世紀。
アンジーの水戸華之介さん、レピッシュのMAGUMIさん、杉本恭一さんと対バンを重ねたザ・キャプテンズはその功績と馬鹿さ加減(?)が認められ、目出度くP-ROCKの仲間入りを果たしたのでした。
ま、なるべくしてなったと言えるでしょう(笑)。誇らしい気持ちです🌹
と、いうわけで(?)
傷彦のソロワークス、
第三弾のゲストギタリストは杉本恭一さん!
第一弾がいまみちともたかさん、
第二弾が森純太さん、
で、恭一さんと来たら、
「GB」とか「B-PASS」とか読んでた皆さんにはたまらないでしょう…!?
バンドブームの中でも異彩を放っていた独特の存在感のギタリスト。
その先鋭的なアプローチ、俊敏な獣のようなアクション、特徴的なカーリーヘア!
謎のペイントが施されたフェルナンデスのテレキャスターを掻き鳴らす姿は一度見たら忘れられないインパクト!
一方で音楽誌のコラムやインタビューは軽妙でユーモアに溢れ、そのギャップがまた良かった。
近年は杉本恭一バンドでギターボーカルを担当し、レピッシュの時とはまた異なった、ヒリヒリしたトーンを響かせている恭一さん。
オルタナティブ、スカ、ガレージ、あらゆるモノを呑み込み、爆発させる様は圧巻だ。
いつ観ても心が震えるライブ。
下北沢251の楽屋に伺って
「僕のソロでギターを弾いていただけませんか!?」と直々にオファーした。
恭一さんは笑顔で即答、OKして下さった!
嬉失神♡(^X^;)♡
曲の構想はある程度固まっていた。
第一弾、第二弾の経験が活きている。
自分にやれることを。愛をもって。
「パヤパヤ」や「リックサック」はメジャー過ぎて
オマージュしようにも手のつけようがない気がしたし、
「マジックブルーケース」や「ハーメルン」も大好きだけど、傷彦がそれ風のを演るのはそぐわない気がして、
しばし悩みつつ、音源を聴き漁った時にピンと来たのが「無敵のサラリーマン」。
思えばあの頃は
レピッシュやユニコーンが
働く人たちの生き様や悲哀をちゃんと歌にして励ましていた。
最近聴かないなあ、そういう歌!
という想いもあってオマージュ決定。
渋谷のアイリッシュパブで恭一さんと打ち合わせ。
ギターレコーディングは自宅スタジオで録って、データでのやり取りを、とのご希望。
近年はそういうやり方で仕上げてるそうで、
それであの生々しくキレキレのサウンドを産み出してるのか!!」と驚きつつ、もちろん了承、「恭一さんのやりやすい方法でお願いします!」と返事しつつも「ホントは間近でピッキングとかチョーキングとか見たかったなあ、、、」なんてことも思ってました(笑)
そして仕上がった音源!「ドン・キホーテ」。
一聴して分かるように
様々なギターのアイデアが、音色が入ってる。恭一さん一流のカラクリ、ってやつさ🌹初めて聴いた時はブッとんだね!予想を超えて、素晴らしい!
サックスは元GELUGUGUのAZUさんに依頼した。信頼してる素晴らしいミュージシャンだし、何しろP-ROCK仲間ですからね🌹
ベースは僕のソロ作品第一弾、第二弾でも弾いてくれているホーリー。
ザ・ショウワーズのメンバーでもあるし、ザ・キャプテンズ以外では今年一番顔を合わせるミュージシャン。「スカは通ってないんで…」と謙遜しつつも盤石のプレイです🌹
コーラス隊は
三つ巴珍道中から片山尚志と山岸賢介、そしておなじみのテッドが参加してくれています。
ギターソロ前では
「見せてやる、今日イチの最高のパフォーマンス」と歌ってますが、
もちろん「恭一」と掛けてます。
恭一さんもデモの仮歌を聴いてすぐ分かったようで、打ち合わせの時にニヤリとして
「分かったよ!(笑)やってやるよ!」
と言ってくださいました🌹
懐が深くて優しい九州男児であります。感謝!
ミックスについても沢山のアドバイスを下さった杉本恭一さん、プレイヤーとしても全体を俯瞰するプロデューサーとしても最高です🌹
そんな「ドン・キホーテ」、
配信サイトはこちら!↓
聴いてね!愛ゆえに!