BROOKS(ブルックス)サドルのおはなし | "慣らし"の巻
レザー(本革)サドルの慣らし
前回の記事でブルックスのレザーサドルを個人輸入する経緯を書きました。
オイルをなじませる
ブルックスのサドルを購入すると、皮の張り調整用スパナと専用のオイルが付いてきます。
サドル下のスパナが専用ツール
サドルの裏面と専用オイル(PROOFIDE)のパッケージ
スパナは初めからは使いません。皮が弛んできたときの調整に使います。
慣らしに使うのは先ずオイル。
これを使って慣らしを行います。ブルックス純正のオイル。
ぱっと見はコ〇ド・・いやなんでも
PROOFIDE(プルーファイド)という名前です。ちなみに、柑橘系のさわやかな臭いがします。
このオイルを使って馴染みのある状態に皮を育てていきます。
サドル裏面
サドル裏面にオイルを塗っていきます。
ブルックスはオイルの塗り方やケア方法について、親切に日本語付きの取扱説明書を入れてくれます。
説明書を読む限り、サドルの表側/裏側の両方にオイルを塗ることが記載されています。
ですが。オイルの塗り方についてはいろいろな説があります。
特にサドル裏側にはオイルを塗る派と塗らない派で別れます。知人にも裏には塗らない方が良いという人もいます。「皮が伸びやすくなってしまい長持ちしないから」というのが理由だと。
ただし、僕は雨の日でも割と気にせず乗るタイプなので、、そういう人は保護も兼ねて裏側にも塗った方がおすすめとも聞きます。
ここはひとまず取説に従いましょう。
先ずはオイルをパッケージから絞り出します。
だいたい親指の爪くらいの大きさを手に取ります。
一気に大量のオイルを塗りこまず、写真のように少しづつ絞り出し全体になじませていきます。オイルの分量は、写真の分量を2回分ほど使いました。
サドル裏側全体に、薄くオイルを馴染ませました。
裏側はオイルを塗ったら拭き取らず、そのまま放置してオイルを浸透させます。
サドルの金属部、レールについた余分なオイルは拭いておきます。
サドル表面
次はサドル表面です。
先ほどと同じ分量のオイルを取り、全体に薄くのばしていきます。
表側のサイド、トップにまんべんなく塗り伸ばします。
このとき、ガシガシと力をかけて磨いてはいけません。なでる様に磨く感覚で。
全体に均一にオイルがのるようにします。触ると、軽くぬるっとした感触がする程度に塗りました。
オイルの分量は、裏側と同じく親指の爪サイズを2回分程度使用しています。
仕上げにサドルを拭く
サドルの 表面/裏面 ともにオイルを塗ったら12時間放置します。
12時間というのはオイルが皮に浸透する目安のようです。さて12時間放置しました。
仕上げにサドルを乾拭きします。ごしごしこすってはいけません。革靴と同じです。
柔らかい布で軽く余分なオイルをふき取る感じで全体を乾拭きしていきます。
程よく光沢が出ていい仕上がりになりました。
やはりレザーは素の状態よりも磨いた後が綺麗です。うん。セクシー。
サドル慣らしの頻度
ブルックスの取説によると、サドルを慣らすためにオイルを塗る頻度は以下のように書かれてます。
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・サドルがおしりの形に馴染むまでの慣らし期間は、【この作業を比較的頻繁に】行ってください。
・ 慣らしが終わったその後のケアは【3~6ヶ月毎】で構いません。
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フィット感が出てきたころには【3~6カ月ごと】にケアすればいい。それは分かるとしてですが、、慣らし期間は比較的頻繁に。
それってどれくらいの頻度?笑
3~6カ月の期間と比較して「頻繁」に・・そういう事でしょうか。よくわからない。
思わず「頻繁」の意味をgoo辞書で調べてしましました。
goo辞書:頻繁とは
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/189272/meaning/m0u/
それでもピンとこない。笑
慣らしが終わった後のケア頻度の目安が一番短くて「3か月」。
じゃあ、とりあえず慣らしのあいだは「1か月毎」を目安にやってみましょうかね。
というわけで。
しばらくの慣らし期間のあいだ、1か月ごとにブルックスサドルの育ち具合を投稿してみます。
なんとも参考になりませんでしたが笑
続きはまた1か月後。では
miki