ストライプ・カレイドスコープ

真っ赤な花散らして 目が覚めた数秒後

不確かな痛みだけ残った手を睨む

なんかさここまで誤魔化してはきたけど

あたしはさ、ヒトより歩くのが遅いみたい

受け入れることだけ拒んでずっと泣いてたら

子供でいれるような気がして 踏みとどまったまま眠る

掃いて捨てるほどに時間はあったはずなのに

いまさら追っても届かないなんてさ

ああまだ何もやってないんですが

ああ、またフラッシュバック 頭だけ戻る

あの頃の 鮮やかだった景色はきっと戻らない

必死になってくるくると回したところで

同じ場所にはもう二度とは還れないでしょう

掃いて捨てるほど溢れた人間の一人だ

結局は同じ道を辿るとわかってはいるけど

掃いて捨てるほどに時間はあったはずなのに

いまさら追っても届かないなんてさ

ああまだ何もやってないんですが