「その子に合わせた学習の工夫〜その後〜」放課後等デイサービスみのりⅡ
2019.11.18 01:35
以前ご紹介した学習方法の工夫のその後です。
漢字の読みと書字に苦手さがあり、苦手意識からか漢字の羅列や漢字プリントを見るだけで眠気が襲ってきてしまっていたある児童に合わせて用意した漢字の学習方法を約3ヶ月、療育の度にコツコツと続けてきました。
毎回必ず行うので、児童もすっかりその方法に慣れた様子。
以前は漢字を一度にたくさん見ると途端に眠たくなっていましたが、今では一覧表を自ら手に取り、「これは読める」「これはなんだっけな〜」と指をさしながら話してくれるようになりました。
最近では部首を見て「チョンチョンチョン(氵)ってなってるから水に関する言葉」など、部首から漢字の読み方を思い出そうとする様子も見られるように。
劇的な変化にも思えますが、実際は焦らずコツコツと続けてきた成果がやっと表れたばかりなのだと感じるようにしています。
ここから大切なのは、ついつい嬉しくて”もっともっと”と思ってしまう私自身にブレーキをかけること。
この先もその子のペースに合わせ、じっくりコツコツ向き合うことを心掛けたいと思っています。