Margaret Tarrant Picture Books
先日から20世紀前半〜中頃に活動したイギリスの絵本作家、マーガレット・タラントの古い絵本(1920’s〜40’s)を幾つか更新しております。
「THE LITTLEST ONE」(1927年版)は小さな子どものための詩の絵本です。
子どもの身の回りの世界を歌った本。それは家族、家の中やその周辺の、幸福な小さな世界。そうしたあたたかなもの全てに囲まれた、幸福であるべきすべての小さなもののための、美しい詩の絵本なんです。
小ぶりな判型も可愛らしく、モノとしての魅力に溢れた一冊です。
「The Songs The Letters Sing」(1939年版)も絵本の一種ではありますが、こちらはちょっとしたお勉強の本です。
同じ母音を持つ言葉などが、それぞれの一つのお話の中で幾つも出てくるようになっていて、色々な言葉を覚えていく、お勉強の本なんです。小学校一年生程度向けでしょうか。教科書だけあって、状態は大分くたびれているのですが、タラントのイラストも多く楽しい一冊です。
そして本日更新した本は「Nursery Rhyme Book」所謂マザーグースの絵本ですね。
よく知られたマザーグースの歌にタラントが絵を付けた絵本で、どの歌にも大きなカラーの絵と白黒のカットが付いています。
今回の三冊の中では、絵としてはタラントの魅力が一番感じられるのはこの絵本かもしれません。
シシリー・メアリー・バーカー、ジェシー・ウィルコックス・スミスなど、クラシックで可愛らしい絵柄が好みな方には、喜んで頂ける一冊だと思います。
どれも状態があまり良くないのですけれど、その分お買い求めやすくはなっております。
ぜひオンラインストアの方でもご覧ください。
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