タテイト珈琲店

水丸

2019.11.18 12:27

Coyoteのバックナンバー、「安西水丸 おもしろ美術一年生」を店に置きました。


ずっと探していたのですが、三ノ宮のジュンク堂にフツーに置いてありました。

都会にはあるもんですね。

なんか、妙に恥ずかしくなった。


Amazonならスマホでポチッと購入できるのでしょうが、本に関してそれはしたくない。

脚と目で探して、見つからなければいつまでも恋い焦がれていたい。


あ、余白珈琲さんも似たようなことを仰ってました。確か。何日か前のポストで。

もっと雅味のある言葉を使っていらしたと思うけれど。


さて、故・安西水丸。

誰もが一度は見たことがあるであろうイラストの数々ですが、僕は安西水丸をよく知りません。

だからこの本がすごく欲しかった。


正解かどうかは分からないけれど、

画家とイラストレーターは同じ「絵」を扱う仕事でも、その性質は対極にあるのではないかと思います。

全く別の人種というか。


画家は自分を出せばいいけど、

イラストレーターは相手を出さなければならない、

みたいな感じで。


でも、この本を通じて抱いた安西水丸の印象は、「画家とイラストレーターの間」。


もう新作を見ることは叶いませんが、

素朴ながらも渾身の線、どこか人を不安にさせるその作品を、ぜひこの本で。