和装前撮りするときの美しい立ち振る舞い②座り方・歩き方

結婚式を間近に控えた多くのカップルが取り入れているウェディングフォトの前撮り。特に当日
着る予定のない皆さんは和装で前撮りをするパターンが多いようです。
そんな大注目の和装前撮りですが、白無垢や色打掛といった憧れの花嫁衣裳を美しく着こなすためには、
ウェディングドレスの時とはまた違った立ち居振る舞いが必要です。
そこで、普段なかなか着る機会がない和装での立ち振る舞いについてシリーズでご紹介。美しい和装姿での
ウェディングフォトを前撮りするために、立ち振る舞い方のコツを覚えておきましょう。
和装のときの美しい立ち方に続いて、美しい座り方と歩き方についてのご案内です。
【基本の座り方】
前撮り撮影のときに椅子に座るポーズはめったにないかと思いますが、結婚式本番でも披露宴のお色直しで
和装を着る予定のカップルは要チェック。座っているとついリラックスしてしまいますが、和装のときは
特に気を抜かずに美しい姿勢を心がけましょう。
まずはきちんと足を揃えて椅子の前に立ってから、静かに腰をおろします。座ったら顎は上げ過ぎず、
下げ過ぎず、目線は少しだけ下の方を見ましょう。
【新郎の座り方】
深く腰掛けて、足は肩幅くらいに開きましょう。両手はひじを軽く曲げてひざの上に置きます。
【新婦の座り方】
女性は帯がつぶれないように、深く腰掛けないのがコツです。帯と背もたれの間を拳一つ分空けましょう。
両手は指先を交差して重ねると上品な印象になります。
【基本の歩き方】
結婚式本番で和装を着ないカップルも、前撮り撮影ではさりげなく歩くお二人の姿を撮るのは定番。
洋装と最も異なる立ち振る舞いが歩き方で、足が開きにくくて草履も履きなれないためきれいに歩くのは
難しいと感じるでしょう。普段より歩幅を小さくすり足気味にゆっくりと足を運ぶのがコツです。
【新郎の歩き方】
背筋を伸ばしてまっすぐ前を見て歩きます。後ろを歩く新婦のスピードに合わせましょう。
首を突き出したような姿勢にならないように気をつけてください。
【新婦の座り方】
新郎の後ろを歩くのが基本ですが、このとき猫背にならないように注意。顎をしっかり引いて腰から前に
出るように歩くときれいです。目線は少し伏し目がちにすると、おしとやかで上品に見えます。