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XV | スタイリッシュさ増した実力派クロスオーバー

2019.11.19 05:22

都会の街並みに馴染む 洗練されたデザインも魅力

 スバルの根幹モデルとも言えるインプレッサをベースに小型クロスオーバーSUVとしての性能をふんだんに盛り込んだモデル、スバル「XV」。

 昨今の時代の流れに沿って着実に進化したこの現行モデルは3代目にあたり、走行性能、安全性能、居住性など、すべてにおいて磨きがかかった完成度の高さを見せている。コンセプトは  「 Fun Adventure 」。スバルらしいSUVとしての走破性の高さはもちろん、世界トップクラスの安全性能を兼ね備えたクロスオーバーSUVとして強い存在感を示している。また、スタイリングも注目したい。SUV然とした力強さを残しつつも、都会の街並みにも馴染む洗練されたデザインも魅力のひとつと言える。

 2018年10 月にはハイブリッドモデルとして「eーBOXER」搭載グレードも新たに追加。持ち味とする動力性能を損なうことなく、優れた燃費性能の両立にも挑んでいる。

 ボディサイズはわずかに先代モデルから大きくなっているが、ほとんどの機械式立体駐車場への駐車が可能。相変わらず取り回しは良い。

 同ジャンルのライバルとなるトヨタ・CーHRやホンダ・ヴェゼルにくらべ、中古車市場でのタマ数はやや少ないが、やや毛色の異なる個性で他の人との「違い」を楽しむという選択も〝アリ〞ではないだろうか


▼スバル XV 2.0i-Sアイサイト SPECIFICATION

全長×全幅×全高:4465×1800×1550㎜ 

車両重量:1440㎏ 

ホイールベース:2670㎜ 

エンジン種類:水平対向4気筒DOHC16バルブ 

総排気量:1995㏄ 

最高出力:154ps(113kW)/6000rpm 

最大トルク:20.0kgf・m(196N・m)/4000rpm 

JC08モード燃費:16.0km/リットル 

サスペンション前:ストラット式独立懸架 

サスペンション後:ダブルウィッシュボーン式独立懸架 

ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク 

ブレーキ後:ベンチレーテッドディスク タイヤサイズ:225/55R18 

乗車定員:5名


▼スバル XV (現行モデル)

相場価格

H29~R1年

155~294万円

(Mj-net調べ 2019年10月30日現在)

中古での出回りは少ないが、同系車種との比較材料、スバル車を検討するのであれば候補には挙げておきたい。新たなグレード追加されて以降の相場変動は要チェック。 


▼スバル XV 変遷

H22年6月     「インプレッサXV」として初代モデルがデビュー

H24年10月    フルモデルチェンジ。車名も「スバルXV」に変更

H25年6月      XVハイブリッドがデビュー

H29年5月      現行モデルがデビュー

H30年10月    改良モデルを発表。同時にe-BOXER搭載の「Advance」を追加

H31年10月    改良モデルを発表


▼INTERIOR

派手さはないが確かな質感と使いやすさ

派手さはないものの、シンプルながら確かな質感と扱いやすさに優れたインパネまわりのデザイン。


▼ENGINE

スバルの”お家芸”力強い水平対向のエンジン

スバルならではの技術力を生かした水平対向エンジン。最高出力、最大トルクは数値以上の力強さを感じることができる。


▼UTILITY

様々な用途に対応するユーティリティスペース

ボディはコンパクトだが、ラゲッジスペースは一定以上の空間を確保。シートアレンジを含め、様々な用途で活躍する。


▼RUNNING

オンロードはもちろん、悪路での走破性も武器

水平対向エンジンが織りなす力強さをより感じさせるのが四輪駆動性能。オンロードだけでなく、悪路での走破性も大きな魅力だ。


▼EXTERIOR

洗練されたクロスオーバーSUVデザイン

ベースのデザインは「インプレッサスポーツ」だが、ホイールアーチ部にサイドクラッディングの装着やリストアップを施すなどクロスオーバーテイストを強調。そのスタイリングはより力強さがありつつ、洗練されたSUVという印象を受ける。