カムチェーン交換の前に色々
2019.11.20 02:30
前回、ジェネレーターカバーを開けたらオイル漏れが発覚したM様534
フライホイールが往年の名店伝統の、鬼締まりで泣きそうになりましたが
なんとかフライホイール摘出。
オイルシールの在庫が無かったので、部品手配中です。
フライホール側が確認とれましたので、クラッチ側セクションに作業を移します。
と言ってもクラッチ自体に問題は無いはずだったか・・・・・
クラッチリフターが減ってました。こちらも部品手配しておきます。
問題のカムチェーンを交換する為にシリンダーヘッドカバー・シリンダーヘッドを取り外して行きます。
カーボンの堆積は、まあこんなもんかな。
悪くないと思いますよ。
カムチェーンは結構伸びてますね・・・・。
左が新品の強化チェーン、右が既存のチェーン。本来チェーンって便宜上伸びてしまうと言いますが
こんな金属が伸びてしまうわけは無いわけで。
正確にはピンの径が痩せてしまってスプロケットとの”ガタ”が大きくなるため
チェーンが緩むのです。
つまり、実際に全長が変わっていると言う事は、とても恐ろしいことなのです。
チェーンが伸びてるってことは、スプロケットも歯が痩せているのです。
したがってスプロケットも当然ですが交換します。
”焼き”の入ったスプロケットでも痩せるときは痩せる。
強烈なトルクとパワーでどうしても減ってしまいます。開ける機会が有ったら交換しても良いパーツです。
高いもんじゃないしね。
チェーンスライダーも当然交換します。
燃焼室もカーボンの堆積は、まあこんなもんですかね。
分解してクリーニングで今回は済ませようと思ってます。バルブのアタリ幅は
分解時のチェックで考えます。
ビックフィンの一部が欠損していたので補修。
盛り目にしておいて削ります。
こ~んな感じに。