入替戦2ndラウンド(ホーム)
2019年11月16日、 長野Uスタジアムを会場に、
2019なでしこリーグ1部2部入替戦第2節
AC長野パルセイロレディースvsセレッソ大阪堺レディース
の試合が、13時キックオフで開催されました。
最終決戦。H&Aのセカンドレグをホーム開催できるのは本来有利なのですが、何せ今シーズンはホーム初勝利がシーズン最終戦という残念な1年だったので、あまり有利には感じません。むしろアウェーゴールを奪われた時点で断然不利になるという・・・。
パルセイロが独自に使っているロゴ。
ブレイブウォーリアーズやボアルースが復興祈願で無料開催を企画する中、諸事情あったかこの試合はシーズンチケット無効(提示で優待価格にはなった)での有料試合。サポさん数人ともこの件については話題に上り、色々な意見がありました。私は、成人男性は有料でも良いですが、レディースの存亡に係る大一番だということを考えれば、女性無料、中高生含む学生無料が良かったかなと思いました。特にこの試合を控えて大々的に危機感を訴えることも集客を図ることもなく、クラブとしてレディースの2部降格に対し「(台風被害で)それどころではない」と考えているようにも見え、少し悲しくなりました。やったとすれば、分かりにくいHPのレディーストップ絵くらいか。
お散歩。三谷選手の写真のピントが合ってないのは気にしないでください(笑)
バックスタンドに、今シーズンレディース全試合出店の橙宴さん。プレーオフのこの日も小林食品さんと共に皆勤。マフィンはお休みで石焼き芋が登場。しかし長蛇の列はほぼ全員ラーメン目当て。この日は結構気温が低く、熱々のラーメンスープや麻婆を求める人達が集いました。
まあ私もそうだったんですけど(笑)スポンサー社長さんやフォロワーさんたち、セレッソLサポさんも沢山いて、多くの人が席に戻らずラーメンを立ち食いしていました。私は麻婆ラーメン+唐揚げの一人贅沢セット。熱々の麻婆スープを飲みつつ、途中唐揚げをスープに沈めて食べてました。
成澤店長さんはじめ、スタッフも大忙し。ラーメンは試合前に完売。おしのさんスタッフさんもカウンターに入って手伝っていました。
おしのさんも、今シーズン最後の降臨。寒い中お疲れ様でした。カイロの差し入れが数人からあったとか。
いつも通り、先行してGKのアップ。
続いて、全員での挨拶、円陣、アップ開始。
練習風景。
U代表の海外大会から帰国した瀧澤選手が先発のアナウンス。同じく中盤で先発アナウンスの滝川選手は、練習の時点から本調子でない様子が見て取れました。
アップ終了間際、鈴木陽選手のリフティング。昨年の夏に負ったヒザの大ケガからリハビリを続け、今年シーズン途中に復帰以降は18試合中17試合(先発13、途中出場4)でプレー。最前線で体を張ってきました。最後の大一番でチームを残留に導くゴールを決められるか。
セレッソ大阪堺レディースサポーターさん。大一番ということもあり、大勢来てました。がんばろう長野の横断幕は撮影し損ねましたすいません・・・。
アップ終了後、グラウンドを整備する芝師さん。
いつものエリンギ。
アップから選手入場と、選手を鼓舞するサポーター。2019年レディースをUスタで応援するのは、この日が最後となります。
選手入場、記念撮影、円陣。
主審が昨年も今年もやられた印象しかない方だったので嫌な予感はしていたのですが・・・。昨年のリーグカップ最終節が、対戦相手・主審共にこの日と同じ。その時は鈴木陽選手のゴールがオフサイド判定で取り消されたり、ファウルを取ってもらえないなど。的中してほしくなかった予感でしたが。
この試合は、リーグ公式でフル視聴できますので、興味のある方は是非どうぞ。
両チームスタメン。
試合開始から数分後のプレーで足を痛めたように見えたセレッソ大阪堺レディースのCB筒井選手が13分に交代。1stレグでは鈴木陽選手や横山選手を抑え込み、無失点の立役者の一人だっただけに、対戦相手としてもプレーを見れなくなるのは残念でした。ここでスパッと途中交代して別の選手を送り出せるセレッソ大阪堺レディースと、本調子でない選手を後半や試合終了まで引っ張るパルセイロレディースとの差があったのかなと、後になってみれば思います。
それでも、試合は前半終了間際にパルセイロレディースが先制。右サイドから横山選手が上げたクロスに鈴木陽選手がヘディングを合わせてゴール!そのままハーフタイムに入る、ラストワンプレーでの一撃でした。
ところが後半、72分に林選手のゴールで同点に追い着かれます。アウェーゴールを決められたことでこのままだと長野が降格の危機に。
動画からのキャプチャ画像だと、ゴールラインを割ったかどうかは分かりません。本当に微妙なところですし、倒れた巴月選手で副審側からは見えないと思います。
同点シーンは仕方ないにしろ、86分からのこの場面は微妙ではなく、入っているように見えます。パルセイロ公式ギャラリーの写真の方が近くで見えます。プレー中の写真なので掲載できませんが、私が撮影したこの瞬間の写真も、入っているように見えました。
この日の入場者数、1,903人。クラブの予想ではリーグ最終戦と同程度かそれを下回るとの話でしたが、それを上回る人数。皆どこかで、最後の大一番を後押ししたい、パルセイロレディースなら踏ん張ってくれるんじゃないかと思って、足を運んでくれたんだと思います。
さて、ロスタイムは4分表示。ところがここで失笑モノの事件が。
ロスタイム3分経過した時点で主審の笛。試合終了。セレッソ大阪堺レディースの選手・ベンチ・サポは喜びますが、動画実況の西さんも少し慌てた様子。何故なら、まだ50秒も残っていたから。スタジアムでも、ロスタイムを計測しているサポはいるもので(私も時々やってます)、直後にはパルセイロサポ側から怒号が飛ぶ状態に。流石に気付いてやり直し。なでしこリーグの審判団はインカムとか付けてないんですかね?一生懸命やってる両チームに失礼。主審といい副審といい、更にこの日だけでなく、昨年のUスタは主審も副審も浮足立つシーンを何度も見てきました。特にプレーオフ、両チームの来期が決まる大事な一番にこの程度の審判団しかいないんでしょうか?試合前にマッチコミッショナーさんと思われる方が場内を歩かれていましたが、この日の試合のレポートは話題には事欠かないでしょうね。
更に言えば、少し前にブログでも触れましたがチャレンジリーグ入替戦予選での審判のお粗末さ。そこで書くのを止めてましたが、ホワイトスターvsディオッサの副審の一人は絶対にオフサイドの旗を上げず、後半になってもある意味公平にオフサイドを取らず(笑)唯一?旗を上げたのはゴールキックの蹴る位置がずれたとの指摘のみ。観衆からも失笑が漏れてました。プロリーグ云々以前に、せめて大事な試合だけでもまともなジャッジの出来る審判団を育成してください。数日前に見た高校女子サッカー北信越予選の審判団さんの方が観衆にも明確な良いジャッジしてましたよ。
色々あったにせよ、負けは負け。今更覆ることはありません。セレッソ大阪堺レディースが2020シーズンは1部、AC長野パルセイロレディースが2部に戦いの場を移します。
公式戦はまだ皇后杯が残っていますが、本田監督は試合当日のスポーツ紙朝刊で「降格したら辞任」を公言し、後に「チームが決めること」とトーンダウン。
2019シーズンは、それこそ色々な意味で難しい舵取りだったことは、傍から見ても想像できます。しかし、この結果と、シーズン残してきた成績を見れば、怪我人の多さというエクスキューズはあったとしても、準備段階もシーズン中も含め、なでしこリーグ1部を甘く見ていたという感は否めません。クラブも、関係者も、サポも、私も。2016年の3位という華々しい船出だったなでしこリーグ1部での戦いは、4シーズンで終わりを告げることになりました。来シーズンは2部。サポートする気があるのか甚だ疑問符が付くクラブの姿勢も含め、来期は2018の激震を上回るチーム解体レベルの再編があっても不思議ではないと思ってます。観客動員数も2年連続1位から2位、3位と減少。良くクラブを知る方が「サポはどんなになっても来るだろうと(クラブが)なめていたツケ」が徐々に表に出つつあります。
出ざるを得ない選手、他からもっと魅力のある戦いの舞台・契約条件を提示される選手もいるでしょう。昨年もそうでしたが、少なくても私や私の周りには、移籍したからといって恨みに思う火とはいないし、応援することも変わりありません。ただ、残酷ではありますが、2部落ちした時のメンバーとして記憶に残ることは間違いありません。出来れば、ここに残ってその記憶を上書きして欲しい。それは1部復帰でなくても、個人の成績や様々な他の事でも。離れてしまえば、他チームの選手としての記憶、または目にも触れなくなってしまうかもしれないから。まあ勝手な希望ですが。國澤選手や泊選手のように、離れても時々は近況を知らせてくれると嬉しいです。
最後になりましたが、セレッソ大阪堺レディースの皆さん、おめでとうございました。数人でパルセイロレディースのバス待ちしてたら、先にセレッソのバスが来たので、皆で「1部でも頑張れよ~」って言ったの聴こえたかな?「2部で待ってるよ~」は、お互い回避したいものです。いや、うちがチャレンジに行くとかそういうことでは・・・。