「何が問題か、さっぱりわからない。政治外交にレセプションは欠かせない」桜を見る会問題に前産経政治部長・石橋文登氏(19/11/20)
2019.11.20 14:00
20日、通算在職日数が憲政史上最長となった安倍総理。しかし、感慨に浸る暇もなく、「桜を見る会」をめぐる疑念の払拭に追われている。
地元支援者の招待について安倍総理は「取りまとめプロセスには一切関与していない」としていたものの、同日の参議院本会議で「事務所から相談を受ければ、推薦者について意見を言うこともあった」と説明。さらに菅官房長官は今年の招待客の推薦枠に関し、自民党が6000人、安倍総理が1000人だったと明らかにした。さらに「安倍事務所において幅広く参加希望を募る過程で(昭恵)夫人からの推薦もあった」と、昭恵夫人も招待客の推薦をしていたことを認めた。
さらに「前夜祭」の会費5000円が安すぎるという指摘に安倍総理は「大多数が(同会場の)ホテル宿泊者という事情を踏まえホテル側が設定した価格」と説明してきたが、宿泊先とは別会場で前夜祭を行った2015年も会費が5000円だったことが分かり、「会場となったホテルとの交渉で、会費5000円の価格設定は維持」と釈明した。
前産経新聞政治部長で政治ジャーナリストの石橋文登氏は「僕は正直、桜を見る会の何が問題かさっぱりわからない」と話す。