継続は力なり
外出する日は自転車で、そうでない日は20分のステッパーをやる運動の習慣。
飽きっぽくて、つい昨日まで熱中していたことも、あの熱がうそだったみたいに今日にはまったくやる気がなくなるのです。
小さい頃は、決めたことを長く続けられない自分を情けなく思うこともありました。
正直、当時と性格が大きく変わったということもなく、今でも飽きっぽいのは変わらないのですが、今年は決めたことを続ける、習慣にする、ということがうまくできた年でした。
ポイントはいくつかあると思いますが、個人的に一番功を奏したポイントは二つあるように思います。
① 無理なく続けられる設定にすること
何かを始めようと気持ちが盛り上がっている時というのは、つい大きな課題を設定してしまいがちです。
参考書を一日一章ずつ終わらせるとか、毎日3km走るとか。
やる気のある最初のうちはそれほど苦に思うことなくできるかもしれませんが、やる気が薄れてくると、その設定が重く苦しく感じられてきます。
やる気の有無にかかわらず、毎日のルーティンの一つとして無理なく続けられるレベルに設定することが、「続ける」ためにはとても大切なことです。
② 継続そのものを成果にすること
運動の習慣は体重の増加に危機感を感じて始めたことだったのですが、無理のない設定にしていることもあって、正直半年くらいは体重にも体型にもほとんど変化がありませんでした。
もし私が体重を減らすことを目標にしていたら、一向に成果が出ないと感じてやめてしまっていたかもしれません。
最初から体重を何kg減らすとか、10分でステッパー何回突破という風に目標を設定してしまうと、その目標に近づかない期間を耐えることが難しくなってしまいます。
体重の変化ではなく、運動した日を重ねていくことを目標にしたことで、体重が増えても減っても続けることができました。
体重が減ったり筋肉がついたりといった目標は達成するまで時間がかかるものですが、運動した日を重ねるという目標は、自分で決めた設定の運動をすればその日は目標達成なのです。
そして、一日数十分程度の運動であっても、続けることさえできれば、少しずつ筋肉がつき、同じ20分でもステップを踏む回数が増え、最終的には体重が減るという結果にもつながります。
目に見える成果がすぐに出るものではない場合、遠くの目標を見続けるより、目標の照準を近くの小さな成果に合わせる方がうまくいくようです。
どんなにやる気や情熱をもって始めたことも、最初と同じ熱量をずっとキープすることは難しいものです。
一つのことを続けることが苦手だと感じる人は、この二つのポイントを押さえるよう意識してみてください。
これまでよりも、「続けること」が楽になるかもしれません。
かしこ