中途採用の求人広告のちょっとした表現の工夫
いまネットの求人サイトは、個々の企業の求人案件に対して、
かなり求職者の集まり方に変化が出てきています。
従来であれば、トップページからエリアや職種にチェックを入れて企業検索して、
検索結果の一覧画面から興味企業を見つける流れが大半を占めていました。
いまは実は、このルートから応募してくる方は5~6割程度というのが
体感値ではないでしょうか。
企業からのメールも、幅広いターゲットに送るメールや、
個別に応募への説得をはかるスカウトメールだけでなく、
求人要件に合ったページ閲覧者に自動あるいは手動でプッシュメールを配信するなど、
様々な方法が取られています。
求職者の志向に併せて、複数企業の案件情報が媒体社から送られてくるメールも
その一つです。こうしたものは、掲載されている求人広告の中から、
自動的に職種名や勤務地、条件などを抜粋して掲載されるスタイルです。
先日、自分宛てに届いたメールを何気なく眺めていたら、思わず気になって、
ついクリックしてしまいました。
それがこのキーワード
「○○○○(職種名)★賞与3回★年金3階建て等」
ちょうど年末調整に関わる申請書作成などをしていたので、
年金3階建てという言葉が気になってしまい、
企業の求人広告へ内容を確認しに行ってしまった次第です。
他企業が割とストレートに待遇メリット出しや、教育研修のアピールをしていて
非常に内容が似通ってしまっている中で、これは目立ちましたね。
とても勉強になりました。
通常の広告内で求職者に対してアピールできるよう原稿を設計するのはもちろんですが、
モバイル画面や一覧画面で表示される部分と隠れる部分の情報の入れ方を工夫したり、
メールマガジンで他社と並んだ時にフックになるような工夫をすることで、
迷っている求職者の背中を押して行動に移す手法をもっともっと開拓して参ります。