今年の秋は、台風や大雨が多く、胸が痛みました。

本当は電車で行く千葉の滝をご紹介したかったのですが、なかなか行くことができず…。

そこで今回は、都会の滝を紹介したいと思います。

すべて無料の場所。

ふらっとリフレッシュしたいときに、おすすめです♪

1  等々力渓谷（世田谷区）

東急大井町線等々力駅から徒歩3分。

なんと駅近の住宅地の中にあるんです。

入り口の階段を降りていくと…。

あっという間にマイナスイオンたっぷりの渓谷へショートトリップ。

全長約1キロの等々力渓谷は、水辺に沿って遊歩道がしっかり整備されているので、安心してお散歩が楽しめます。

渓谷の両側は切り立った崖。

そこから湧水が溢れて川へと流れて込んでいます。

川床に降りられる場所もあり、気持ちいい！

そして等々力渓谷のハイライト、不動の滝に到着。

…ん？ 滝⁇

ホラ、2体の龍の口から、滝！！

落ち口は人工ですが、流れ落ちる水は自然の湧水。

あたり一面からも湧水が滴り落ち、涼しげな音を響かせています。

えー、コレが滝⁈

と思うか、

東京23区に滝があるなんてスゴい！！

と思うか、アナタはどっち…⁉︎

私は好きです。

訪れると分かるのですが、周囲は住宅地。渓谷の途中には環八も走っています。

でも、ここだけは緑に囲まれて、せせらぎが聞こえる。

あちこちから湧水が溢れ出し、空気が潤っている。

そのギャップがすごい。

庭園のようにきっちり手入れされているのではなく、野趣溢れているところも素敵。

自然豊かな、とても遠い場所へ来た気分になります。

等々力渓谷、気軽に非日常を味わいたいときに、おすすめです！    

2  名主の滝公園（北区）

JR京浜東北線 または 東京メトロ南北線 王子駅から徒歩10分。

閑静な住宅地の中に名主の滝公園があります。

趣のある入り口をくぐると、鬱蒼とした木々に囲まれた池が。

公園全体が濃い緑に覆われているので、森の中を彷徨っている気分になります。

公園の中を流れる渓谷。

ところどころに配置された大きな岩や、幅広くゆったりと流れる渓谷の様子はなかなかのもの。

そして渓谷の一番奥にあるのが、落差約8mの男滝。豪快な滝です。

この滝の素晴らしさは水がきれいなこと。

地下水をポンプで汲み上げて流しているそうです。

なので滝つぼや渓谷も淀んだかんじがなく、澄んで美しい。

滝の前は広場になってベンチもあるので、滝を眺めながらのんびり寛ぐのもいいですね♪

ちなみに名主の滝には男滝のほかに、女滝、独鈷の滝、湧玉の滝の4つの滝がありますが、現在、稼働しているのは男滝だけです。女滝も流れていたら良い滝だろうなぁ…と思うのですが、残念。

また、雨の日はポンプを稼働しないので流れていません。

ぜひ雨以外の日に訪れたくださいね！

3 北の丸公園（千代田区）

日本武道館でおなじみの北の丸公園。

ここにも滝があるってご存知でしたか？

実は武道館の奥にある広ーい公園の一角に、流れ落ちているのです。

ね、素晴らしいでしょう。

上段の豪快さと下段の繊細な流れの組み合わせが、とっても美しい。

雑木林に囲まれているので自然の滝を眺めている気分になります。

ただ、公園の滝の宿命、ときどき流れていないことがあった…。

何回か訪れた経験では、お昼の時間帯は流れていることが多かったです。

滝の周辺は木々が多く、森林浴にもちょうどいい。

ベンチに座って、のんびり過ごすとリフレッシュできそうです。

こちらの広場も開放感たっぷりで気持ちいい♪

公園自体、とても広いので、気に入った場所でのんびり過ごすのも良し、散策するのも良し、もちろん日本武道館のイベントの合間に訪れても⁉︎

私はいつも滝目的ですが、そんな人は少数派かな(^^)

今回は、滝へ行きたいけど忙しくて遠出できない…そんなときに私がよく訪れる場所をご紹介しました。

どこも駅近で行きやすいのが魅力です。

滝のあとは近くを街歩きしても良し。

紅葉も見頃を迎えているので、滝と紅葉めぐりで散策するのも素敵。

滝プラスαで、都会の滝を楽しんでください！！