映画祭のQ&Aのお話などなど
先日、「タカサキギンザ物語」というイベントにて
俳優で映画監督の斎藤工さんのトークショーを拝見。
高崎映画祭の志尾睦子さんの軽快な司会でスタート!
斎藤さんご自身の映画作りについてのお話や、お弁当をテーマにした最新作の
「フードロア Life in a Box」という映画作りのお話をされていて
その撮影の裏側での現場への気遣いのお話もされていて、凄いなぁと感銘を受けました。
それは、日本では女性スタッフは結婚や妊娠をすると現場から離れてしまう。
そもそも、子育て中だったりすると現場に出られなくなってしまう傾向があるので
それを解消する為に託児所を作って撮影した、というお話をされていて
凄いなぁと思った。
海外の現場経験もある斎藤さんのお話では、
海外では家族連れで現場に来るのも普通のようで、
そういえば『マチネの終わりに』の撮影裏話を福山雅治さんと石田ゆり子さんがテレビでお話されていた際に、
フランスではちゃんと日常生活の中に撮影がある感じで
撮影始まったら他に何もできないという日本の現場とはちょっと趣が違うというお話もされていた。
生活と共に撮影。豊かな時間感覚に憧れるなぁ。
自分が若い頃?現場行き始めた頃(一番下のポジションの頃)は、
基本男性が圧倒的に大多数で
生理で具合が悪くてもそんな事で休めるような空気ではなかったし
そもそも、女性らしさみたいなもの必要とされていなかったような、、、
振り返ると苦しくなる時代がありました。。。
今となっては全てが自分を形成してくれた良き想い出です。
自分が映像制作の現場でADはじめた頃に、斎藤さんの組ような現場に行く事があったら
全然違う感覚で現場に行く事ができたんじゃないかとしみじみ。
ちょっと想像してしまいました。
そして、映画祭でのQ&Aの質問数に関してもお話されていて
海外だと映画祭で上映後の観客からのQ&Aの量が多く、別会場で開催されたりするけれど
日本は圧倒的に少なくてびっくりされたようで。
確かに、、、
自分が昔、国内で上映頂けた時も、少なすぎて心優しき方が質問して下さったなぁ。
あ、でもオランダで上映頂けた時は、映画学校の学生さんが色々質問して下さって
嬉しかった。
国によって観客が映画に求めているものが違うのだろうか、、、
などと、考えを巡らせてしまった夜でした。
記事も見つけたので貼り付けておきます♪
※写真は以前、高崎に行った時の写真でーす♪
以前訪れた際、高崎は街の至る所にドラマチックな場所がたくさんあり
いつか短編など、作りに伺いたいなぁと思いました。