僕がふるさとにできること
2016.04.19 14:55
会社の取り組みとして募金が始まりました
まずはじめに
僕が美容師として勤めているサロン
Neoliveの皆さん
地方から上京した方もいる中
沢山の募金ありがとうございます
先日の決起会のスピーチの最後
言うべきか悩みましたが
どうしても
ありがとうと
言いたかったので
あの場を借りて
お伝えしました
そしてここから先は僕の想いです
やっと気持ちが落ち着いてきたので記します
僕も熊本出身、天草育ち
片親、バイト三昧、奨学金生活を経て
美容師になったので
募金に入れるお金すら
惜しいくらいの時がありました…
でも、Neoliveに入り自分で
お金を稼ぐようになって
募金を少しでもいいからと、
コンビニや会社でするようになりました
確かきっかけは
福島の震災からだと思います
同じサロンの先輩が福島出身で
助けてあげたい気持ちからでした
その先輩は今でも同じエリアで美容師やってます
『よそはよそ、うちはうち、でもね、
あんた
大変な人がおるなら助けてあげなさい』
それがうちの母ちゃんの教え
その後も
募金は少なくても
コンビニに寄った時や
会社でも続けていました
でもこの日が来ました
まさか今度は
自分の愛するふるさとが
九州が
熊本が
こんな風になるなんて…
思ってもみなかった現実
テレビで知る怖さ
行きたいけど行けない
ありえない
そして今日もまた地震
熊本で美容師をやっている
元同期にテレビ電話で連絡をとりました
彼は変わらない笑顔でした
お嫁さんもお子さんも元気そうでした
ちょっぴり疲れているようにも見えました
僕『本当ごめんな
こんな時になんも出来んで』
彼『いやーよかって
それよりさ俺たちの分まで
お客様ばキレイにしてやってよ』
僕『…』
彼『そんかわり
マジでヤバくなったら
救援物資頼むばい笑』
彼への思いを
僕は言葉にできませんでした
ああ
人はあったかい
気づかされてばっかり
ありがとうね
自分より人を想える人間がいっぱいいるんです
九州には大好きな仲間が沢山います
もちろん家族も
大切にしてきた想い出たちも
失いたくない
もうこれ以上何も
無い事を心から願い祈ります
あんなに大好きな
海が、山が、空が、道が、街も、人も、
無くなるなんてやだ
熊本のみんな、九州のみんな、
辛いよな
キツかよな
踏ん張ってくれ
負けんでくれ
今は大変やろうけど
またよか街にするために
俺も必ず手伝うけん
みんな家族
離れとっても繋がっとるけん
また逢える
かならず
金子幹弘