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なるさ 療育学習室

正しいご褒美の与え方

2019.11.22 22:54

人間は楽しいもの、好きなものがあるから行動します。日本人の多くは「ご褒美でつっているようでいや」「ご穂褒美がないと動かなくなる」という意見もよくあります。でも大人のほとんどは、自覚していないかもしれないですが、ご褒美で行動しています。


大人であると仕事終わりの晩酌、1週間食事制限をしたご褒美のスイーツ、テストや昇進試験に合格した自分へのプレゼントなどです。また、ご褒美には、人からの称賛もあります。仕事のプロジェクトの成功で上司から感謝されることもご褒美です。SNSで「いいね」をゲットできることもご褒美です。そして、「やりきったぞ!」という達成感もご褒美になります。


「ご褒美でつるなんて!」「人間犬じゃないんだから!」と目くじらを立てて反論する人もいます。人間も動物だし、人間にはもともと性欲もあるし、経験と共に物欲もでてくるし。大人だって給料もらえるから働きます。


人間の行動は意識的、無意識的にご褒美で維持されていることが多いです。そのため、子どもも同じように、ご褒美が必要になります。でも、子どもと大人の違いは、ご褒美を大人がコントロールしてあげることです。今回、上手にご褒美を与えるコツを説明します。上手なご褒美の与え方をすると、子どもは協力的になります。4つの効果的的なご褒美の与え方があります。


①即時性

行動の直後にご褒美を与える。できれば1~2秒以内に与える。ご褒美の効果は数秒以内に急激に減少すると言われている。

②多様性

たくさんのご褒美を使う。物や食べ物のご褒美だけでなく、言葉のご褒美も添える。また、特に自閉症の子どもは、好きなものが限定されやすいため、様々な褒め方やご褒美を使用する。

③明示性

子どもに分かるご褒美を提示する。子どもが好きなもの、子どもが明らかにご褒美と分かるものを使用することで、行動が維持しやすくなる。

④具体性

どの行動が良かったのか、具体的に伝え、褒める。褒め言葉は必ずセットにする。