テラヨガメシ!新そばの会
おはようございます。住職です。各所から新そばの知らせが届く季節になりましたね。
さて、今回は久しぶりにテラヨガメシの会が開催されました。今回のゲストシェフは、福島市の名店、パセオ通りにお店を構える「手打ちそば・よしなり」さん。今回が3回目ですが、毎回採算度外視で最高のフルコースを提供してくださっています。ご縁がありまして、当院で吉成家先祖代々の供養を預かることになり、仏縁から菩提寺での開催が実現できることは本当に住職冥利に尽きます。
真っ赤な紅葉に迎えられて、プログラムはヨガから始まります。今回の講師は、棚倉町在住の武みゆき先生。安洞院でヨガの会が始まる発起人となった方です。ご年配の方や初心者も参加されることから、オールレベル対応の内容で進行していきます。
ヨガから続いて、坐禅。
じっくりと壁に向かい坐っていく、曹洞宗の坐禅です。適宜、身体作法とともに、先人の教えを話しながら進行していきます。今回はロシアの偉大なる作家・トルストイの説話と禅の修行観についての講話を行いました。教えの内容や教義は違えども、慈悲心をもって利他の心を重んじ、行いをもって評価されるという考え方は仏教とも相通ずるものがたくさんあります。
遠くの有難い寺社仏閣や仏像も尊いけれど、何よりも尊ぶべきものは、自分自身の内なる仏に出会うこと。
お寺の厨房では着々と準備が進められていきます。
本日のコースは、そば屋の前菜プレート、そば茶ご飯、そばがきときのこ汁、会津の新そば、よもぎそば。大満足のフルコースですね。
夫婦の連携プレーでそばを茹でていくよしなりさん。阿吽の呼吸とはこのことでしょう。無駄がなくて本当に見ていて気持ちいい!店主のよしなりさんからメニューについての説明を受けて、いただきますでスタートです。
テラヨガはボランティアスタッフの協力によって成り立っています。こちらも阿吽の呼吸でさすがの連携プレーです!
片付けも終わり、最後はよしなりさんを囲んでスタッフの皆さんと!
お疲れ様でした!
フードイベントとして、カラダ、ココロ、オナカを満たすために始まった「テラヨガメシ」の会はおかげさまで今回11回目、細々と葬儀が入らない友引前夜を狙って開催しています。ヨガや坐禅で心身を見つめる時間を持つ方も、毎年お食事だけ楽しみにされている方々も、老若男女誰もが楽しめるのがこのイベントの魅力です。(ちなみに今年は申し込み初日に食事だけの枠が即日満員になってしまいました・・・!)
今回も6000円の収益が出ましたので、震災の遺児・孤児のためのチャリティーの基金に寄付させていただきます。皆様が楽しく、そして何かを祈る時間が、この地で生きている支援を必要としている人たちに巡りますようお祈り申し上げます。
またお会いしましょう!
住職