美味しい蕎麦と水と空気
お待たせいたしました。「ぶらっと散歩」の続きです。
調布の駅から閑静な住宅街、美しい川の流れと小高い丘などを見ながら、深大寺に到着いたします。
「やっぱり良い感じだな。東京とは思えない」。気がつきそうもない石の小さな橋を渡り、深大寺山門を正面に、左右の蕎麦屋さんや大きな木々を見ながらそう思いました。
山門をくぐると、厳かな雰囲気。井戸よりコンコンと湧き出る清らかな水で口や手を洗い清め、本堂へお参りします。大きな本堂は阿弥陀如来がお祀りされているそうで、「無量寿」と書かれた額が掛かります。長寿を司る仏様だそうです。
今度は1段上に建つ、元三大師堂(がんざんだいしどう)へ。こちらのお大師様は普段は秘仏だそうです。こちらの元三大師像は、比叡山延暦寺よりお遷りされたお大師様だそうで、そのおかげで、信長の焼き討ちの大難を避けられたそうです。
深大寺には、白鳳時代から伝わる、お釈迦様のお像が安置されており、平成29年9月15日に、国宝に指定されたそうです。
深大寺のご創建は恋愛の物語と、深沙大王と言う水神様をお祀りされたのが始まりだそうで、お大師様の厄除けの他、縁結びにもご利益があるそうです。
水神様をお祀りしていることからも、湧水の里で、あっちこっちから水が湧いていたり、お坊さんや行者さんが修行する滝があります。そこで良い水なので、名物の蕎麦なのでしょうね。
お参りを済ませ、早速昼食。山門前の嶋田家さんへ。そばも美味しいですが、お汁も甘めで好みです。この日は久しぶりに昼ビールです。
そのつまみに、そばがきとメインの野草蕎麦を注文いたしましたが、そばがきが案外大きくて、長い時間滞在することに。
でもゆっくりと、普段はなかなか出来ない時間を過ごすことができました。深大寺様の大きな池を眺めながら、最高です。
また、いつか来たいと思います。