シティホテルで過ごすような上質な時間がここに。信濃川左岸に登場したプレミアム賃貸マンションDiax
新潟市中心部をゆったりと流れる信濃川。
中でも万代橋と柳都大橋の間は市の中心部でありながら、両岸に遊歩道が整備されており、公園のようなくつろぎを感じさせる屋外空間です。
ここはランニングをする人にとっても人気の場所で、天気のいい日には昼も夜も川辺の風景をバックに颯爽とランナーが行き交います。
遊歩道にはベンチが並んでおり、気候がいい春や秋の休日に、ここに腰掛けて景色を眺めながらのんびりと過ごすのも良さそうです。
そんな信濃川沿いの絶好のロケーションに、2019年10月、7階建ての賃貸マンションが完成しました。場所は、新潟グランドホテルが立つ左岸の並びで、対岸から見ると、敦井産業の右隣りに見えます。白を基調としたシンプルなデザインのこのマンションの名前は「Diax(ダイアックス)」。
不動産会社である有限会社コーディネートが自社物件として建築した建物で、1階は店舗ですが、2~7階の6フロアに4室ずつ計24室の賃貸住戸が入っています。
どんな建物なのか見ていきましょう。
リバービューを楽しめるプレミアムな賃貸マンション
賃貸マンションと言うと、横に細長い建物を均等に割った「羊かん型」が多く見られます。また、賃貸住宅は暮らす人の快適さよりも、オーナー側にとっての収益性が偏重されてきた歴史があり、質よりも量が重んじられる傾向がありました。
そのため、「賃貸マンションは分譲マンションよりも仕様や快適さで劣るもの」というのが共通認識として広まっているように思います。
結果、賃貸マンション市場にはたくさんの物件があるにも関わらず、効率重視の同じような間取りの物件であふれているのが実情です。
そんな賃貸市場に一石を投じるのが、このDiaxです。
川沿いの眺望を楽しめるように、川側に面した2部屋には大きなFIX窓が配されており、上層階の部屋からも緩やかに流れる信濃川の水面を眺めることができます。
一方、川側ではない2部屋からも、柳都大橋や朱鷺メッセが見えたり、万代橋やネクスト21が見えたりと、新潟の象徴的な景色が眺められるように設計されています。
部屋の広さは32.86㎡~42.38㎡。すべて単身者を想定しているそうです。
では、このマンションには一体どんな部屋があるのか?TypeAからDまでの4つの部屋を見ていきましょう。
今回は最上階の7階を訪れ、取材してきました。
Diax平面図(2~7階)
Diaxで最も広く、ワイドなリバービューを楽しめるTypeA
最初に訪れたのは、4つの部屋の中でも最も広いTypeA(1LDK/42.38㎡)。建物を正面から見た時に、左側に見える部屋です。
玄関で靴を脱ぎ、引き戸を開けるとその先にリビングがあります。
その景色がこちら!
え??
本当に新潟の賃貸マンションなの…!?
と、思うわず目を疑いたくなりますよね。
こちらがリビング全景。
白いストーン柄のフロアタイルで、家具が映えるモダンな空間です。
圧巻なのがこの部屋からの眺望です。大きなFIX窓が並んでおり、その奥には信濃川の水面と対岸の街並み、さらに向こうには飯豊連峰などの山々が見渡せます。
あえてここにベランダを設けないことで、視界の広がりをつくり出し、眺望を最大限に生かせるようにしています。FIX窓が連なる空間は、住宅ではなく上質なホテルの一室のようです。
ちなみにこの窓は東南向き。
毎朝、飯豊連峰から昇る日の出と共に、心地よい目覚めを迎えられそうです。
朝ベッドから抜け出し、ゆっくりと時間を掛けてストレッチ。呼吸を整えてから、朝日を浴びながらコーヒーを淹れ、読みかけだった小説を読む時間に充てようか、ランニングに出掛けようか、次の休日を余裕を持って迎えるために仕事の時間に充てようか…。
この部屋では、そんな前向きな気持ちで1日をスタートできそうです。
奥にあるのは寝室。
こちらは東南方向と南西方向の2カ所に窓があり、川の流れを見ながら眠りに着くことができます。また、南西方向には万代橋が眺められますが、その新潟の象徴的な風景を見ていると、新潟の中心で暮らしていることを強く実感できそうです。
キッチンは幅2,100mmに、物を置くのにちょうどいいカウンター付き。
その目の前はサービスバルコニー。夏のお風呂上がりに夜風にあたりながらここで飲むビールは格別なものになりそうです。
洗面室は落ち着いたモザイクタイル調クロスがアクセント。シンプルな洗面台が洗練された都会的な空気を演出します。
その隣には1416タイプの浴室。浴室乾燥機付きで、洗濯物を乾かすのにも重宝します。
トイレは玄関ホールに面しており、程よくリビングと距離を置く配慮がなされています。
柳都大橋と信濃川を間近に眺められるTypeB
次に訪れたのは、先ほどのTypeAの隣にある川側の部屋TypeB(1LDK/36.03㎡)。
玄関ドアを開けるとすぐ右側には下駄箱とトイレが並び、奥には洗面脱衣室と浴室が続きます。
仕事から帰ったら洗面脱衣室に向かい、手を洗い服を着替えてからリビングに入ったり、ランニングから帰ったらシャワーに直行したりするのにも便利な動線です。
浴室はTypeAと同じ1416タイプ。
すっきりした気分でリビングに入れば、そこからがこの部屋で過ごすリラックスタイム。生活にメリハリをつけやすい間取りです。
この部屋はTypeAを少しコンパクトにしたような平面ですが、TypeAと同様に大きなFIX窓から迫力のある風景を見渡せます。柳都大橋と朱鷺メッセを近くに望めるのがこの部屋の特徴です。
キッチンは幅1,950mm。こちらの部屋にも物を置くのに便利なカウンターが造作されています。
万代橋とネクスト21を望む2面採光のTypeC
次に訪れたのは北西側にあるTypeC(1K/32.86㎡)。
玄関ドアを開くと、抜け感のある空間が広がっていました。
床は木目調のフロアタイルで、シンプルに徹したTypeA・Bとは違った表情の空間となっています。
キッチン、洗面脱衣室、浴室はコンパクトな動線でまとめられているので、料理や洗濯などの家事が短い動線で完結できます。
居室は万代橋を望むベランダ付きの窓と、ネクスト21を望む窓の2面採光。
浴室は1216タイプで、TypeA・Bより少しコンパクト。
1,800mm幅のキッチンからもネクスト21を望めます。
唯一のウォークインクローゼット付きTypeD
最後に向かったのが北東側のTypeD(1K/33.75㎡)。
道路を挟んだ向かい側にマンションが立っているため、他の部屋と比べて眺望は劣りますが、ベランダからは柳都大橋と朱鷺メッセを望むことができます。
居室の奥の引き戸を開けると、そこはウォークインクローゼット。コーナーの柱を中心に2方向にハンガーパイプがあるので、洋服を出し入れするのがスムーズです。
キッチンは1,800mm幅。浴室は1216タイプ。洗面脱衣室はグレーのタイル調クロスで仕上げられています。
タイルや塗り壁などの上質な素材に、便利な宅配BOXも
4タイプの部屋を見てきましたが、羊かん型のマンションにはないバリエーションがあり、それがこのマンションの面白さとなっています。
また、充実した共有スペースもDiaxの見どころ。
総タイル張りのエントランスは昼間でも素敵ですが、夜になると一層上質な雰囲気をまといます。
郵便ポストだけでなく宅配BOXもあるので、不在時の荷物の受け取りもスムーズ。
もちろんオートロックで、エントランスには監視カメラも付いているのでセキュリティ面も安心です。
エントランス正面には黒いモザイクタイルの壁。
エレベーターへ向かう通路の壁は、左官職人による塗り壁仕上げです。
エレベーターの内装は木目調の面材で仕上げられ、高級感が漂っています。
美しく充実した共有スペースを利用できるのもDiaxに暮らす魅力です。
今や言うまでもないかもしれませんが、無料のインターネット回線も用意されています。
すっきりとしたファサードが美しい夜景をつくる
夜の佇まいも目を見張るものがあります。
川側の窓に大きなFIX窓が使われているため、マンション自体が大きな照明のように光り輝きます。一般的なマンションでは、ベランダの腰壁が帯のように窓の前を覆っているものですが、Diaxにはそれがなく、すっきりと美しいファサードが完成しています。
シンプルな佇まいのDiaxがリバーサイドに並ぶ建物群に加わり、新しい新潟の風景として親しまれていくことでしょう。
また、1階を店舗にして、街に対してオープンなつくりにしているのもDiaxの特徴。信濃川左岸のグランドレベルに賑わいをつくり出すには、人が出入りするパブリックな場所が必要です。
1階を駐車場や住居にしないこと。そこには、不動産会社として街に貢献をしたいという想いが感じられます。
従来の賃貸住宅のイメージを変える新しい概念
最後に、7階のTypeAからの夜景を見てみましょう。
ライトアップされた橋や照明で輝くビル、それらの光を映しながら悠々と流れゆく信濃川の夜景からは、日中とは全く異なる新潟市の表情が見られます。
まるでホテルのダイニングやバーで過ごすような特別な時間を、この部屋で体験できます。
照明を落としてお気に入りのBGMを流し、ソファに深く腰掛け、ゆっくりとお酒を飲みながら1日を振り返る。
たまに出掛ける旅行先でリラックスして過ごすのもいいですが、自宅が毎日の疲れを癒やしてくれる場所になるのなら、それ程にいいことはありませんよね。
そんな時間が、高額な分譲マンションや持ち家でなく、共益費を入れても10万円未満の家賃で手に入るのですから、新潟でプレミアムな一人暮らしやセカンドハウスを望んでいる人は要チェックです。
人生の一時期を、この部屋で過ごす経験。
それは、他では得られない暮らしを人に自慢したくなると言うよりも、そこを離れて10年20年経っても感慨深く想起させる、生涯の大切な思い出として記憶に刻まれる経験になるように思えました。
ただ、2019年11月20日現在、既に半分以上の部屋の入居が決まっているとのこと。
ここに住みたい人は、空いている部屋を急いで見に行くか、粘り強く空室待ちをするしかなさそうです。
暮らす人の生活の質を上げてくれる賃貸物件。
Diaxは、均質な建物で飽和する賃貸市場に吹き込んだ新しい風のように感じられました。
今後、Diaxのように住む人の心を震わせるような力強い賃貸住宅が新潟に増えていく未来を期待したくなりますね!
Diaxの内見や仲介は、明治開発有限会社へお問い合わせを。
写真・文/鈴木亮平