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初めての施術への反応(首、心の余裕)

2019.11.25 04:41

 突然ですが、”心身”といった場合の「こころ」と「からだ」の関係について、私は「こころ」が「からだ」を創ると考えています。逆(「からだ」があるから「こころ」を創る)ではなく、まず「こころ」がある。

 ゆえに、諸々の悩みは「からだ」を蝕み、「こころ」の病は「からだ」にとって不要なものや環境を受け入れてしまい、結果的に様々な不調を自覚するに至る、そう考えています。皆さんはどう思われますか?


 今回のお客様、お話をお聞きしていると、ご自身の夢と現実とのバランス、やりたい事と果さなければならない責任とのせめぎあい、そんな状況に長く身を置いた結果、健康な身体を維持できなくなる程「こころ」がすり減ってしまった、そんな風にイメージされました。

 周りに目もくれず夢を追う、そんな割り切りが出来ないのは、周りを大切にしたいという、その方の生まれながらの優しさと生真面目さゆえのものかと思います。


 今回、しばらくご実家で静養されていて、少し回復された段階で来院頂いたとの事ですが、ご実家でも、当院同様の気の整体に通われていて効果を実感されていた、というのがお越し頂いた大きなきっかけだったそうです。帰省された当時は原因不明のめまいがひどかったとか。


 初めての方はお客様によって、気の入りやすさが往々に異なります。入りにくい場合は時間が掛かりますが、入らない、という事はありません。最後には確実に入りきり、施術前との違いを実感頂けます。今回、前述の経緯をお聞きしていたので、入りにくいタイプの方ではないかと、若干の懸念を抱きながら施術を始めたのですが、驚く程すっと入っていくのを感じます。が、問題はここからでした。

 気は入っていくのですが、入れども入れども充足しないのです。結局、これまでのお客様平均の倍の時間を掛けて、気を満タンにすることが出来ました。施術前に伺っていた首と肩の繋がり部分の硬さと違和感もなくなり、良い笑顔を取り戻されていました。


 身体の不調を自覚する程の状態になった方や、そんな状態を長く我慢している方は、極限まで気をすり減らしているものだ、という事が今回良く分かりました。

 日々の生活の中で、気晴らし(OnとOffの切り替え)や、喜びや感謝を感じる時間を意識して作る事が出来れば、皆様自身でも気を充足する事は出来ます。もちろんそれをサポートする上で、「からだ」を大切に扱う事も重要です(食事に気を遣う、適度な運動と睡眠。基本ですね)。それらのバランスが取れない状況になったとき、気は加速度的に消耗される、という印象です。


 皆様の状況は様々で、悩みも千差万別でしょう。ひとつだけ、自身を振り返って頂けるのなら「余裕があるかどうか」です。

 時間でも金銭でも距離感でもなんでもいいのですが、どこかに余裕があるか。全てにあれば理想ですが、現実そんな事は難しいでしょうから、一つだけでも余裕を感じれる部分があれば、それでいいと思うのです。なければ余裕を創る努力をすれば、長く安定して「こころ」を保つ事が出来るのではないでしょうか?

 その努力さえ出来ない状況は、既に赤信号です。


 私自身の経験も踏まえて思うのですが、「こころ」の回復は非常に時間が掛かります。ダメージを受けた時間と最低同じ程度の時間を要すると感じています。

 当院で提供できる気の充足とは、回復の効率アップです。ケガの血が止まるように、折れた骨がつながるように、睡眠後は活動ができるように、人は自然治癒(再生)能力があります。その能力の底上げをお手伝いできるのが気の圧縮注入法です。


 笑顔が一番。こころから笑えなくなったら黄信号。


 出会いに感謝