信越トレイル(セクション1-2)
【日程】2019/11/09-10
【メンバー】T田、梨花、グレ、英、ゆかぽん、A原
【ルート】
1日目(11/09):8:13斑尾山登山口-9:30斑尾山山頂-12:23袴岳-13:39赤池-14:32沼の原湿原P
2日目(11/10):9:25沼の原湿原-11:00毛無山-12:42涌井
【レポート】
信越トレイル、6つのセクションに分けられた 全長80kのロングトレイル。去年ひとりで2泊3日テント泊で抜けたトレイルを今年は仲間と温泉宿に泊まりながら2セクションずつ、3回に分けて踏破しようという計画。
当初10月の予定だったが台風で中止となり、11月の決行となった。また、予定は天水山からの南下ルートであったが台風でトレイルが一部崩壊していて通行不能であるため、斑尾山からの北上ルートに変更となった。今回はセクション1と2の、斑尾山から涌井までを歩いてきました。
以下報告です。
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金曜21:30東所沢駅に集合。関越、上信越道を経て、仮眠は長野電鉄長野線の某無人駅。広くてトイレもあってグー!
トレイル始点の斑尾山への登山口であるチロルの駐車場にT田車をデポし8:13スタート。スキー場のゲレンデを登る。登るにつれ眼下にはカラマツやブナの森、テニスコートやペンション村などがジオラマのように広がっていった。直江津のコンビナート群も望めた。
9:30斑尾山。頂上が信越トレイルのスタート地点だ。いよいよ信越トレイルへ足を踏み出す。
斑尾山の山頂は樹林帯のなかだが、少し足を延ばした大明神岳からの展望は眼下に野尻湖、眼前に妙高山、黒姫山、遠くは白を纏った鹿島槍や槍ヶ岳など北アルプスの山並みが見ることができた。
万坂峠では、台風の爪痕で通行止めになった道路上でランチ。
カラマツ林に入り、ブナやダケカンバの巨木が美しい静かな森を抜けると袴岳に立つ。眼前の妙高山が大きい。
袴岳から赤池に下りた。ひっそりとした池のほとりには不気味な巨大キノコがたくさん生えていた。
ここで私の靴の底がパカっとはがれてしまった。両足とも!マジっすか! グレさんのテーピングで応急処置された登山靴のなんとも痛々しいこと・・・。明日までがんばれマイ靴。
赤池から沼の原湿原へ。つづら折りの道を行き沼の原湿原に下り立った14:20。湿原では葦の刈払い?の作業中だった。14:32今日のトレイルは沼の原湿原にて終了。
駐車場でタクシーを呼び斑尾山登山口まで戻ろうとしたが、T田さんが車で来た観光客の方に声をかけ(どストレートに、斑尾高原ホテルまで乗せてもらえませんかっ!)、車デポ地まで乗せていただくことになった。
(なかば強引だったが)T田さんヒッチハイク成功!グッジョブ! 約30分後にT田車が戻ってきて私たちを回収してくれた。
今日のお宿は野沢温泉の畔上館。最近リニューアルしたとのことだが、廊下のオブジェ、部屋の作り、アメニティがハイセンス。部屋にはベッドが4つ配置され、トイレ、大型テレビ、冷蔵庫、レンジ、ポットや 外湯めぐり用の手提げカゴなどの充実ぶり。
外湯は歩いてすぐのところに滝の湯、温泉街に大湯がある。宿の内湯はあり素敵だが温泉ではないと思う。
食事は創作料理でどれも手をかけたものだった。ジビエから地元牛やサーモンを使った料理、締めのおにぎり茶漬けからデザートまで一品一品が美味いっ! 量もたくさんあって満足、はらくち~。
翌朝、滝の湯へ朝風呂をいただきに行く。朝食は7時半から。納豆、海苔、卵などの朝食の定番メニューではなく手の込んだメニューだった。朝からビールが欲しくなるゼ!
畔上館を十分に堪能し、8時半、宿を後にした。
沼の原湿原に車を置き9:25 さあ、セクション2のスタート。植林された小さな丘を越え希望湖へ向かう。今日はガスが立ち込め展望はない。希望湖から杉林に入り毛無山に登る。
雨の上がった森はフィトンチッド効果を倍増させるのかいろんな匂いが漂う。針葉樹やキノコの匂いケモノや腐葉土の匂いなどなど。大きく鼻呼吸すると冷えた空気で鼻孔が気持ちいい。
植生がカラマツ林やブナになり明るい雰囲気になる。
ふと森に目をやると、テカテカしたナメコが目に入った。
みつかっちゃったあ、っていっているよう。
毛無山の山頂は落葉した樹々で明るく気持ちのいいところだった。ここから涌井新池まではカラマツの黄色い森を下りる。キャベツや大根の農道を鼻歌交じりで歩き、アスファルトになれば涌井の集落もすぐだ。
12:40涌井の国道とぶつかるところで予約していたジャンボタクシーが待機していた。涌井の国道がセクション2のゴールだ。この続きは、また来年。
タクシーに乗り、沼の原湿原のクルマデポ地まではタクシーで20分ほど。その後は、まだらおの湯で汗を流した。
今回、私たちが遊ばせてもらったところは台風の影響をあまり感じなかったが、千曲川沿いの国道を走っていると川沿いの水田では泥が乾いてひび割れた状態になっていたり、重機で工事をしていたり、電信柱には藁がひっかかっていたりと、当時の凄まじい状態が想像つく。
遊びでこの地に来たことがなんか申し訳ないような気持に少なからずなってしまった。
いま災害ボランティアとしてサポートすることは叶わないが、この地に観光や山行で訪れることがほんとうに小さなささやかなサポートかなと思う。
信越トレイルのセクション3と4は来年の6月初旬の予定です。きっと圧倒的な新緑と残雪の山並みを楽しむことができるでしょう。
セクション5と6の信越トレイルのラストランは来年の10月です。紅葉真っただ中を歩きたいと思います。
いずれも美味しい宿に泊まりましょう。今回ご一緒できなかった方も次回ご一緒しませんか。
記録/A原