さみしくてステキなわたしたち
家にいるのが好きで、どこかへ遊びに出かけても、「まだおうちに帰らんが~ん?」とよく言う子どもたちでした。
親は一生懸命に、外の世界を見せたくて、休みの日にはどこかへ遊びに連れ出すも、子どもたちは家が恋しくなって帰りたがるんです。
格安のバス旅行、美術館、アスレチックや遊園地、恐竜館、いろいろ行ったなぁ。わたし自身も、子ども時代を二度味わえたようで、お出かけはくたびれるけれど楽しかったです。それに今よりもヤングだったし(笑)
そんな子どもたちも成長し、この家を出て暮らし、ふと思えば子どもと過ごす時間ってなんて短いんだろうかと愕然とします。
私自身が親と暮らした時間を計算してみると、ほんとびっくり。たったそれだけ…?
今はムスメと暮らしていますが、おなじ屋根の下で暮らすのはあと少しです。ふだんの何気ないこの日々は、永遠ではありません。
そう思うとなんだか不思議で、私は時々迷路のなかに迷いこみます。今ここは?わたしはどこに立っているのだろう?ゴールはどこ?それよりもスタートはどこだった?
なんとも足元がゆらゆら揺れて、たよりなくなってしまいます。
こないだ、仲よくさせてもらってる近所の友達と出かけました。一緒に子育てしてきたし、悩むときも一緒に悩んでくれた家族のような友達です。子どもたちの節目にも、一緒に喜んだり泣いたりしてきました。
その時、わたしの胸のうちの話をしました。
「じぶんがお嫁に行って家を出たその日って、親は何を食べたんやろ。夜はどうやって眠ったんやろ・・・と思ったらすっごく泣けてきて、今日は目がぱんぱんに腫れとるげん」
そしたら友達は「わー!そんなこと考えもしんかった」と言って、「親にしてきたことが少しずつ返ってくるんやねぇ」などとしみじみ話しました。
親ってさみしくて、すてきやね・・・って。
ふたりで夕焼け見ながらそんなこと話しながら帰りました。
近所だから帰り道は一緒です。
家に着き、何だかしみじみしながら片づけをしていたら、ふと引き出しからムスコのハンドクリームを発見。お、なんかよさげなクリームや、ぬってやろうと手にぬったら何と!洗顔クリームだったという・・・
手がべたべたになるし、へんなにおいだしサイアク!!
(昔、洗顔クリームで歯を磨いたことを思い出した。あの時は寝ぼけていた)
「濃厚なクリーム、しっとり」というワードが書いてあったんだもん。
まぎらわしいげんて。
泣いたり、しみじみしたり怒ったり、迷ったり凹んだり。
わたしたち、いろいろな日々を過ごしています。