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この道往けば act2

国道8号旧道第1弾 小河口ー麻生口 後編

2019.11.25 23:57

中編終了時点で、現在地は地図中央の疋田交差点あたりです。

ご覧のとおり、実は全体の工程からするとこれでやっと半分。

前半がややこしすぎるのが問題なんだよね・・・(汗。


後半は至ってシンプル。

廃の世界があなたを待っています!

ここが今回の探索の最終区間の拡大図。

最初から気付いていたかもしれませんが、地図左の疋田交差点。


この形はおかしいだろ。

これは僕の使用するデジタルマップルが道路上しかルート指定できないことに起因する現象。

赤い旧旧道が続く先、現地では前回最後に紹介したこの写真のような光景が待っています。

確かに見えない。

けれど確実に・・・、

なんかある。

当ブログ2回目の登場。

旧疋田橋(ひきたばし)

相変わらず現道の横で目立ちまくってます。

振り返ってみると、もう明らかにまともな橋じゃないのが判ります。

現在は歩行者用の橋になっているとのことで、一応現役のようですが・・・、

廃橋寸前

というかむしろもう廃橋と読んで差し支えないんじゃないのこれ?

まぁ欄干が逝っちゃってても、主要部が無事なら落橋はしないでしょうが・・・。

本来4本あるはずの親柱は奥野側の下流側の上流側の1本が現存するのみ。

まるで「疋田橋さんのお宅」にお邪魔するかのような気持ちになる、表札テイストに掘られた橋名。

おそらく下流側には川の名前が掘られていたことでしょう。

今となってはわかりませんが・・・。


そして気付いたんですが、

この橋、中央と端部で高さ違うだろ??

端部では明らかに橋上で嵩増しが行われてるんですが・・・。

これ重量問題とか大丈夫なのか??

これは旧北陸本線跡から撮影した望遠写真。

これで見る限り明らかに、

旧疋田橋が国道161号の路盤にめり込んでいる。


国道掛け替えの影響なんでしょうが・・・。

まぁ国道161号自体が橋台だと思えばかなり強固です。

旧北陸本線跡については別レポでじっくりやるのでお楽しみに。

ここにも素敵な遺構が眠っています。

さて橋から真っ直ぐ旧道跡である路肩を進むと、本線の脇に明らかに怪しい小道が現れます。

というか旧道から見れば直進ですしね。

明らかに怪しい。

そしていよいよ現れました。

「この先通り抜けできません」

わざわざ赤字ですよ。

ここから先はいよいよガチ!

確かに旧道っぽい。

旧道っぽいんだけど・・・。

それ以上に廃線っぽい??

ここは旧北陸本線の再利用区間なので、それも正解なのです。

実際、この辺りは専用バス路線となっていた時代もあり、非常に複雑。

時代によってその正体をコロコロと変えています。


そしてここで2つ目の封鎖。

車なら行かないけど、生憎今日は戦友(チャリ)が一緒だ!

楽勝だぜ!!

しばらく進むと明らかに舗装をはがした区間に突入。

・・・なんか先がおかしなことに・・・?

路面が消えた!!!

比喩じゃなくてマジで消えた。

直線上は奥に見えるカーブの辺りまで道は繋がっていたはずなんですが、現8号から繋がる新道工事の為、ものの見事に削られている!

どうする!?

クロスバイクって軽いよね(笑。

まぁ、そういうことです。

カーブを曲がった先はいい感じの廃道。

恐らく必要最小限の人しか入らないであろう、寂しい雰囲気が漂っています。

好きだぁ。この道好きだぁ。

短いけれど、初心者にはもってこいの廃道かも。

崩落や落石はない(たぶん工事関係者が通る為)ですが、廃道の雰囲気は味わえます。

写真だとわかりにくいですが、チャリでケツが痛い程度には路面も荒れてますし。

そして現道に合流します。

やっぱこの程度の鋭角さじゃ線路跡と考えるのは難しいかもなぁ。

これは国道の旧道と考えた方が無難かと思います。

しかしすぐに旧道は分岐。

ここら辺の旧道はわかりやすいですね。

地形に沿った作りになってます。

釣り具屋を現道と挟む形で再合流する旧道。

現在利用されている区間では最短の部類です。

そして今回はここまで。

決して勾配がきつくなったからやめたわけじゃないですよ(笑。

時間の都合でそろそろ引き返さないといけなかったのです。


この先はまた第2弾で取り扱います!

お楽しみに!


以上、旧国道8号第1段「小河口-麻生口」編