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中文日訳の基礎的研究(一)

2019.11.26 10:42

ISBN: 978-4-905013-56-3

書 名: 中文日訳の基礎的研究(一)

編 者: 張麟声(ちょう りんせい)編

発 行: 2019/10

価 格: 1,000円+税


内 容:

 日本語で話すにせよ書くにせよ、中国人学習者の日本語に、中国語の「痕跡」があれこれ見つかるという本書の編者である張麟声は、その「痕跡」を研究しているうちに、上級になっても、超級になってもその「痕跡」が残り続けるという。その「痕跡」の多くは、中国語の発想によるものであり、それに対応する日本語の自然な言い方は、そもそもそのような内容が日本語の教科書に組み込まれていないからである。

 本書は、張麟声ほか5名の先生方が、中国の華僑大学で行われた中日、日中翻訳のシンポジウムに参加し、報告をした内容に加筆、修正したものである。

 今後も引き続き中国語のフレーズレベル、構文レベルの日本語訳の規則を探る第二巻、第三巻を続けていく予定である。


目 次:

まえがき

第一部 フレーズレベルの中文日訳研究

 第1論文 中国語の名詞フレーズの日本語訳に関する一考察

 第2論文 中国語の数量詞フレーズの日本語訳について

 第3論文 中国語の動補フレーズの日本語訳について

第二部 センテンスレベルの中文日訳研究

 第4論文 中国語の受動概念 ―中日受動文翻訳のための基礎研究―

 第5論文 中国語の複文の日本語訳

第三部 日本語の類義表現研究

 第6論文 授受表現の類義表現


執筆者紹介:

勝川裕子(かつかわ ゆうこ)

名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士課程満期退学(2004年)。博士(文学)。名古屋大学大学院人文学研究科准教授。


杉村博文(すぎむら ひろふみ)

大阪外国語大学(現大阪大学)大学院外国語学研究科修士課程修了(1976年)。

修士(文学)。大阪大学名誉教授。


張麟声(ちょう りんせい)

大阪大学大学院文学研究科博士課程修了 (1997年)。博士(文学)。大阪府立大学人間社会システム科学研究科教授。


橋本修(はしもと おさむ)

筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程単位取得退学(1993年)。博士(言語学)。筑波大学人文社会系准教授。


丸尾誠(まるお まこと)

東京外国語大学大学院博士前期課程修了(1995年)。博士(文学)。

名古屋大学大学院人文学研究科教授。


劉剣(りゅう けん)

筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了(2014年)。博士(言語学)。

中国東北財経大学講師。


山田敏弘(やまだ としひろ)

大阪大学文学研究科博士課程後期課程単位修得満期退学(1997年)。

博士(文学・大阪大学)。

岐阜大学教育学部教授。



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