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起業につながる留学なら、ニューヨークへ。世界中から一流が集まる都市なら先輩経営者からビジネスの成功法が学べる

2019.11.23 08:00

将来的に起業をしたい、新しい事業を生み出したいなど、ビジネスで挑戦をしたいのに、何から始めたらよいのかわからない、という人は多いのではないでしょうか。

ニューヨーク唯一の日系シェアハウス&Co-living「Crossover」は、18歳で渡米した君島和也が25歳で立ち上げたサービスです。ニューヨークで株式会社を設立して、早9年。今も、事業を成長させつづけています。

そんな君島から、これから起業をしたい人にたいしてニューヨークでビジネスを学ぶべき理由を聞いてきました。

CrossoverのPRを担うitty selection Inc.所属の星緑がレポートします。



最先端を受け入れ、アントレプレナーシップが育つ街、ニューヨーク

ニューヨークは常に新しいテクノロジーやトレンドを受け入れ、最先端が生まれている街です。つまり、アントレプレナーシップを育て、挑戦を応援しあえる街、それがニューヨークだと思います。

そのような環境なので、じぶん自身が新しいビジネスを生み出すんだ、という明確な夢や目標をもった起業家や経営者が多くいて、お互いを応援しあうカルチャーがあります。

そうした人たちに起業について相談をすると「それいいね!」と肯定の言葉を掛けてくれたり、事業を成功させるための具体的なアドバイスをくれたりします。僕自身もそうした先輩方にサポートしていただきました。


また世界中からさまざまな業界の一流が集まるので、業界を越えた新しいアイデアが日々生まれ、最先端の事業が生み出されています。新しいビジネスを知れるというのは、これからじぶんで事業を生み出していきたい人にとってはプラスの経験になりますね。


たとえばニューヨークで生まれた最新の成功事例を他の国や地域にローカライズして展開するなど、新しいビジネスのアイデアを知れることは、起業を考える人にとって大きな可能性を与えられると思います。



起業するなら、みずから動き、人に出会うことでチャンスを掴もう

起業という目標があるなら、じぶんで動いて情報を取りにいく、という姿勢が特に大切だということは皆さんよく知っていると思います。みずから動くことで、将来につながるチャンスが掴めるのが海外です。

僕の場合はもともと起業をしたいという夢があったので、インターネットで情報収集をして起業やビジネスについて知っていそうな人を調べ、実際に会いに行く、ということに取り組んでいました。


起業にあたり、なにから始めたらよいのか、その中で出会った人に相談したところ、「まずは日系で起業してスタートアップの会社を経営している人のもとで働いてみるのがよいのでは」というアドバイスをいただきました。

いただいたアドバイスをもとにインターン先を探していたころ、日系の学生が主催する学生団体のセミナーに参加をする機会がありました。

「この場にいればじぶんの知らないことを知っている人にも出会えるかな」と参加をしたことがきっかけです。


実はそのセミナーで出会った学生団体の卒業生が、インターンとして働くことを決めた日系アメリカ人の社長です。尊敬できる社長のもとで働くチャンスを得て、実際にビジネスの現場で経験を積めたことは、僕にとって大きなチャンスでした。

2年間ほど働きながら、ビジネスの基本や日本とアメリカのビジネスの違いを学びました。経営において必要な事業の目標やビジョンのつくり方や、従業員のマネジメント手法など、現在でも経営に生きています。


みずから動くことでじぶんの可能性は広げられます。特に、人との出会いで人生が変わるのが海外です。

起業をしたければ、まずはできる範囲で情報を調べてみる、調べた中で知っていそうな人に実際に会いにいく、など最初の1歩としてできることを、まず実際にやってみることが結果的に大きなチャンスにつながっていきます。



事業を成長させるために、投資の重要性を学ぼう

これから起業を考える人には、じぶんの事業において見えないけれど価値のあるものに投資をすることこそが大切、という考え方を知ってほしいと思います。

つまり事業のビジョンや会社の文化、経営者の能力など、中長期的に会社の価値や資産となるものにたいして、時間や労力、お金をかけて育てていくことこそが重要、という考え方です。

実際にアメリカのビジネスでは投資が盛んで、さまざまなスタートアップ企業が成功している背景にはエンジェル投資家による支援があるケースが多くあります。


たとえば資金調達を例にあげると、事業のビジョンが人々の共感を生み、それが将来性のあるものであれば、投資家にたいする説得に大きなアドバンテージになります。

もちろんロジックも大事ですが、いかにビジョンに共感し、事業の将来性を感じてもらうか、というポイントが重要です。つまり事業や経営の軸をつくることは特にスタートアップの企業ではより重要といえます。


一方で、経営は目の前にあるお金の損益に意識がいきがちです。いくら売り上げて、その売上を作るためにいくら使って、その後手元にいくら残って……という実績の部分です。ここでは目に見えるお金、つまり最終的に手元に残っているかが、価値となります。

僕自身も起業してその当時、手元に残るお金が重要で、そちらの方に関心がいきがちでした。目の前のことを必死にやっていて、じぶんの生活もありますから、当然なのですが。


でも今、じぶんと同じタイプの経営者がいたら、事業を成長させるためには、投資こそが重要というだということをアドバイスしたいです。

もちろん目の前の経営も大切ですが、物事を中長期的に捉えて、スタートアップにとってほんとうに重要なもの、つまり事業のビジョンや軸づくりに投資をすることこそが、成功のカギだとお伝えしたいと思います。



(話し手:Crossover 君島和也 / 執筆:itty selection 星緑)