舞台『明日、君を食べるよ』観劇
舞台『明日、君を食べるよ』
11/26のAキャストを観ました。
画像、小さくて見えないか。
↓ストーリー
都会ッ子でへそまがりな少年サナギは、母親の再婚を機に田舎へ引越してくるが慣れない田舎暮らしに閉塞感を感じていた。しばらくして再婚相手の連れ子のミゾレに連れられて1頭の牛の世話を始める。うしのすけと名付けられた牛の世話に、最初は嫌がっていたサナギだが徐々に心を開いていく。そのうしのすけはやがて食べられてしまう食育用のウシだとは知らずに……。やがて、少年は「いただきます」の本当の意味を知る。 一人の少年と一頭の牛が織りなす命の物語。
今思えば、これ「あらすじ」ではなくて、「ストーリー」でした。
なこともあって。
ざっくりいうと、というか、↑これがすべて。
食育をテーマにしている舞台なので伝えたいことも観ていない人が今頭に浮かんだそういうことで、それ以上でもそれ以下でもない。
まぁあらすじとストーリーの違いとかそんな意味もなく、
きっと英語のタイトルで合わせただけなんですけど。
ということで、
みんな観る前から結論もストーリーもすべてわかっている状態。
そして、言われなくても誰しも当たり前にわかっていることを改めてそれでも伝えようとしているこの舞台を観に行く意味とか考えちゃったりして、観劇するか迷いはありましたが。
結果的にはわかってて見ても、よかった気がします。
伝えたかった本題の『いただきます』の話は、
「そうだよなぁ」
「あらためて感謝しよう」
とは残念ながら性格上ならないのですが、
「うるせぇ」って感じがなかったのがこの舞台の勝ちであり、価値であるというか。(←うるせぇ)
他人に対して当たり前のことを口にしたときには、
基本的には「うるせぇ」が待っているのが当然ですが
そこはやはり舞台や映画に出来ることだなぁ的なアレです。
この舞台は食育以上に再婚同士の家族の人間劇だと自分的には捉えていますが、日常的には難しくてもレストランでステーキが出てきたときには思い出すと思うし、製作サイドの意図は全く受け取っていないわけではありません。
それはそうと
「あーお姉ちゃんが村田寛奈で救われるなー」
というくらい
このキャストの中で村田寛奈がちょっと際立って良かった。
この人いなかったらこの舞台の印象、まるで違ってた。
ミゾレ様様。
9nineを観たのは5人のときに1回と、休止前にお台場でやってたフリーライブをチラ見したくらいじゃないかと思うけど、
ずっと良いイメージはあるのと、
浅草ベビ9にハマッてたので、どっちかというとTVの人。
舞台は初めて観たけど良かった。
村田寛奈、信頼できるなーっ。
また別の舞台も観たい。
宇宙を綺麗にするラジオも、月焦ガもハピマもよかったし、
9nineとかベビレの面々はどこで何を見ても仕事に対する意識レベルがちゃんと高いイメージ崩れないまま。
サナギがうしのすけの名前を初めて呼んだ日にミゾレが、
「お父さん!」「お母さん!」って言って暗転するとこが一番泣けた。
泣いてはないけど、あそこが一番グワーッってなった。
(サナギが進化した!っていうとこの前段のシーン)
自分は末っ子なんで、お姉ちゃんの気持ちなんてわからないはずなんですが。
環境が変わって不安で不満で。
そんなサナギの気持ちにたって、サナギがあの街に来る前からどうしたらサナギがこっちの生活をイキイキと過ごせるようになるか。(お父さんの幸せにも繋がる)
目先ではなくこれから先をちゃんと考えていたミゾレが、
いろんな思いもありながら表面上はしっかり明るくどーんと構えた大きい器で行動してきたことが一つ実を結んだということもそうだし、
あの瞬間のミゾレの気持ちを考えると、
ミゾレは相手の気持ちのとてもわかる子で、相手や状況によって自分の振る舞いを常に変えられる子だったので、そういうミゾレというキャラクター自体も登場人物の中で最も好きだったし、
最も好きなキャラクターだったミゾレが、初めから最後までずっとこの物語を引っ張ってくれていて、そのキャストが村田寛奈で良かった。
お父さん目線だと、
自分の事を想ってくれて、当たり前に料理作ったり、家事もなんでもして、再婚相手やその息子との関係も気にして、自分の気持ちはいつも後回しであらゆることが全て上手くいくように振る舞おうとするミゾレの姿に対して、
「そんなにがんばらなくてもいいんだよ」と良い人ポジションにつくことなく、素直に”ありがとう”と受け止めるだけで特に何もしない選択をしている感じ。
デカい父親だなと思ったのと。
父親としては娘が泣いて甘えてくれたら楽だろうけど。でもミゾレのすごいとこは、そこすらも想って「ちゃんとしていない自分」も残すことで、ちゃんとしすぎて心配されないようにも振る舞っているので、
もうあの子はほんと出来杉ちゃんだった。
荒れていた時期があったにしても、今のあの親子関係は最強では。
サナギについては、
冒頭で「高畑充希みたい」と言いましたが、
日本最強のドラマ「セクシーボイスアンドロボ」の主題歌歌ってたときから高畑充希けっこう好きで、ピーターパンも観に行ったんですけど。
サナギも男の子役でその辺もピーターパンを彷彿とさせ…
てはなくて、どちらかというと最初に書いたエリオット感の方が。
冒頭の歌から、「あーすごい下手だ」と思ったし、
ミュージカルの歌ではとてもなかった。
ただ、冒頭の歌を聴いてる時から「でもこれなんか悪くないんだよなぁ」って気がしてました。個人的には。
ひとりもがいて強く発声するところとかが特にビリーエリオットのワンシーン感があったし、小学生の男の子の歌っぽくて、演技でもなければわざとじゃないだろうからただディスってるだけなのかもだけど、サナギは個人的には結果あの歌でわりと正解でした。
上手くても当然よかったんだろうけど、張った声が少年特有の感じに偶然なっていた気がしたし、ぎこちない感じも、観終わった今は濱咲さんでよかったんじゃないかと。
一方でマジの小学生の男の子の役者がやっても面白かったなぁとも思いますけどね。
歌以外は、ちょうどいいクソガキっぷりで、
THE主役、物語の王道という感じ。
サナギがちゃんと一つ一つ地雷スイッチを押していく感じとか
ラストもそれやったらダメだってことをちゃんとやって、
あえての綺麗なベタストーリーがわりと心地よかった。
結局は、たりらりらーんとか韓国ドラマみたいに、ベタが最高。
みんなそんなにタイムリープせんでいいから、
王道の人間物語で頼むー。
あとは、"ふわふわ"という謎の軍団に所属している遠藤みゆはひたすらに可愛くて、
この子は全てのオタクをバカにして、笑顔の裏にある「キモいんだよ●ねよ」と思っている表情がとても良い子だなぁ^^
と勝手にイメージの中で俺の中の遠藤みゆが出来上がってしまった。
(※勝手なイメージですしこれは褒めています。)
あとお金持ちが好きそう。
(※勝手なイメージかつこれはもう偏見です。)
ほんで、ガシザキのふたりも、
グループを前向きに全員で卒業して以来はじめましてなので
生身の姿を目撃したのは約9カ月ぶりかなという感じですけど、
ふたりとも自分役という感じで、
いつもの八重樫さん、いつもの中崎さんという感じでした。
個人的には八重樫琴美の舞台を観たいと思ってたので、
ようやく出てくれて観れたのでとりあえずよかったですが、
もっと主力級の脇役が出来る人なのは間違いないんですけどね。
ちゃんとした舞台や映像系にもどんどん出て欲しいし、
真剣にやってる人たちと仕事してくれたら観に行く機会も増えるので嬉しいです。
しょうもない舞台観るくらいなら、家でウイイレしてた方がよっぽどドラマありますからね…。。すんません。。
今回の舞台関係なく、一般的にの話ですけど。
まぁこの人は可愛いとかの枠じゃないので、
変な役どんどんやって欲しいです。
主役じゃない方が良いと思うし、
コメディも、シリアスなのも、忍びとかも殺陣もなんでも出来ます。
知らんけど。
中崎さんは、なまってました。(そういう役)
あとサンスポのなんかでなんかなってたやつ、おめでとうございました。って言いそびれてるので、ここで補完させていただきます。
よくがんばったね!(←マジ誰
ということで、とりあえず村田寛奈観たいなぁとなった私は調べました。
見つけました。
なんかクラウドファンなんちゃらで短編映画やるらしい。
これ観たい。
6000円払ったら見れるみたいですが、森崎ウィンくんのシェリーみたいにどっか小さな映画館とかでもやってくれるのか。
よくわからない。ま、いっか。
【村田寛奈(9nine)】 が主演 & 主題歌を担当する短編映画制作応援プロジェクト
https://www.muevo.jp/campaigns/2237
あと、ちょー関係ないけど、ひろろで言うと、
パンピスの森に出てた佐野舞香のインスタはよく見てますね。
↓佐野舞香インスタ
https://www.instagram.com/lespros_maika/?hl=ja
一回、生で聴いてみたいとは思ってるんすよね。
なんかライブイベントを一緒にやってるってのは知ってたんで、
明日食べきっかけにもうちょいだけ気にしてみます。
じゃ、そんな感じで~