2冊の本
「AIに負けない子供を育てる」
「ケーキを切れない非行少年たち」
の2冊を読んだ。
2冊とも、かなり考えさせらた。
「AI」の方は、読解力のことで、
「ケーキ」の方は認知能力、認識能力のことを書いているけれど、結局は両方とも、根底では同じようなことを問題視しているのではないかと思う。
「ケーキ」の方は、「読める、読めない」以前の問題で、(それでも、学校教育で改善できる。今の学校教育では無理だけれど)
「AI」の方は、「読めている」と自分で思っている人も、問題。(これも、学校教育で改善できる。今のままではこれも無理)
「AI」の方は、体験版の「リーディングスキルテスト」がついているんだけれど、
ドキドキしながらやってみて、自分が、かなり読めているなとほっとしたというところ。
ここが弱いと自分で思っていたところはやっぱり弱かったけれど(笑)
これからは、もう少し丁寧に読むことをしないとね。
教育格差をなくすためにも、0歳児からの保育所を義務化すべきだと思うし、
ずっと思ってきた国語教育への疑問がはっきりしたし、これは、2020年からの国語改革に期待したい。
「AI」は教育に携わっている人や、子育てしているお母さんにも是非読んでほしいと思う。
他のどんな教育書より有効なんではないかな。
「ケーキ」の方は何度も同じ表現が出て来たり、掘り下げが足りなかったりで、さらっと読める、まぁ、新書だからなという感じ。
扱っていることはとても興味深いのに、ちょっと残念。
「AI」はもう一度、もう少し時間の余裕があるときにゆっくり読み直したい本ではある。
わかりやすく、丁寧に、的確な表現で論理的に書かれているのが、数学者だなと思う。
「A I」は、印税の使い方が素晴らしいので、図書館で借りるとかではなく、できれば購入して欲しい(^^)