不妊治療②
いざ、病院に行こうか、と思ったのですが、さて、どこにいくべきなのかしら?と迷うわけです。不妊治療として看板をあげている専門のところへ行くべきか、近所の産婦人科に行くだけでよいのか・・・。
自分の生活パターンを崩さずに通院できることを大前提とし、近くの産婦人科で不妊治療を担当する先生がいらっしゃるところがあったので、そこに行ってみることにしたのです。
その病院では基礎体温をつけて、タイミング、卵管造影、人工授精までやりました。
トータルで一年半くらい通ったかと思います。
特に大きな問題は指摘されなかったので、病院にさえ行けばずぐにでもできるんじゃないかと思っていた淡い期待は見事に打ち砕かれました。
ちょうどそのころ近所にもう一軒新しい病院ができたのです。
仕事帰りの道沿いにあり、夕方ふらっと不妊治療をやっているのか様子を見てみようと思ったのです。
すると、そこは有名な北九州にある病院で長くお勤めされた先生が開かれた病院だったのです。診察時間は過ぎていたのですが、先生がお話をしてくださり、北九州の病院への紹介をしてサポートしてくださることになったのです。なんと、その場で北九州に電話をかけて、私のことを紹介する旨を伝えてくれたのです。行き詰っていた治療が一気に新しい展開に進みました。
そのころになると毎日のようにネットで情報を集める日々です。いろんな方の体験談を読み漁りました。今度こそは!という思いで。
当時は福岡に住んでいましたので、北九州へ行く日は夫にも休暇を取ってもらい早朝から車を飛ばしました。夫の検査はこの時初めて行ったと思います。夫に漢方薬が処方されたのを覚えています。これで数回は人工授精をためして、無理ならいよいよ体外受精という方向が明確になっていきました。