おみくじ一言御朱印を考案
奈良県生駒市の信貴山別院吉祥院様のご相談をお受けし、新たなアイデアが生まれました。
様々な悩みを持ってやって来る参拝者さんと会話が生まれるようなものが良い、御朱印を始めてみたけれど御朱印集め目的だけで来る人にはなかなかリピートしてもらえないのが小規模な新興寺院の問題である、できるだけ抽象的なおみくじの方が参拝者さんの様子を見ただけで悩みや対策を言い当てられるという院主様の特技を生かせる、などなどといったヒアリングを踏まえて考えたのが「おみくじ一言御朱印」です。
御朱印の醍醐味のひとつは、待っている間の書き手さんなどとの会話。おみくじは、引いた内容を寺社の職員さんに相談できる体制があれば、寺社がリアルな悩み相談に使える場として生きてくるきっかけになります。ならば、この両方の良いとこ取りをしてしまえ、という感じでした。それが、こちら。
(イラストはイメージです。写真でご覧になりたい方は御朱印紹介所様で!)
引いたおみくじの漢詩から、その時の参拝者さんの雰囲気に合いそうかつポジティブな一文字を会話しながらセレクトし御朱印として記帳するというものです。参拝者さんにとっては特に自分で整理していなくても日付とおみくじの結果を後で思い出せるメリット、お寺様にとっては御朱印を一度いただいたら終わりではなく毎回違う記帳内容を求めてリピートしたくなってもらえるというメリットがあります。
このように、当方のおみくじ企画相談は従来の紙のおみくじの形にとらわれません!
「おみくじ一言御朱印」、奈良県生駒市「信貴山別院吉祥院」でぜひ一度ご拝受を。毎週土曜日と毎月21日のみの対応なのでご注意ください。土曜はヨガ教室も開催されています。
なお、このアイデアは2018年初夏に「おみくじごしゅいん」(読み方)として商標登録を試みましたが、申請から1年あまりの試行錯誤の末に結局あまり登録する意味がないと思ってやめました。ですが、申請したこと自体は特許庁の記録として残っています。少なくとも行政記録上(それと実際に探した様子からも)、同様のアイデアは当方が一番最初に考案したものと考えられます。