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“DOO-WOP特集”【F's GARDEN -Handle With Care- Vol.41】by Soulbrother No.2

2019.12.01 03:00

いきなりですが、実はこのブログが更新される12月1日が自分の誕生日なんです!

ありがとうございます(笑)

12月って、皆様もそうでしょうが、そもそも忙しいので、しばらく自分の誕生日をゆっくり過ごした記憶がありませんが、今回はそんな忙しい時期に、何故か聴きたくなる“DOO-WOP(ドゥーワップ)”と呼ばれるコーラス・ハーモニー中心の音楽を紹介させていただきます♬


個人的な愛聴盤は、編集盤を手掛けることに定評のあるRHINO社によるこのBOX(4枚組)。代表的なアーティストの楽曲からマニアが喜ぶマニアックな楽曲まで、バランスの良い選曲はもちろん、丁寧なライナーノーツが読み応え抜群!


THE DOO WOP BOX


《DOO-WOP(ドゥーワップ)とは?》

そもそも“DOO-WOP(ドゥーワップ)”とは、1940年代末から60年代前半にかけて人気を集めたリズム・アンド・ブルースの男声コーラスグループのスタイルのことを指し、当時のアメリカのN.Y等の都市部では、街角や理容室などに楽器を持たない歌好きが集まり、コーラスやハーモニーで競い合い凌ぎを削っていた中から、数多くのドゥーワップ・グループが誕生した。

山下達郎氏のアカペラ・カバー作品“オン・ザ・ストリート・コーナー”のタイトルの由来としても知られている。

また、リードシンガーのバックにつくコーラスが「ドゥワドゥワ」とか「ドゥワワワー」と聞こえるところからこの呼び名がついたと言われている。

このスタイルが発展・進化し、その後のテンプテーションズやマンハッタンズ更にはボーイズⅡメン等のコーラスグループ隆盛の原型となったと言えるでしょう。



《DOO-WOP(ドゥーワップ)との出会い》

個人的な原体験は、高校時代に聴いていた山下達郎氏がDJを務めていたFMラジオ番組「NHKサウンドストリート」に鈴木雅之氏がゲストに登場し、お互いの好きな“ドゥーワップ”の曲をかけ合うという企画の番組でした。もちろん録音したテープを何度も何度も聴き返したなぁ~♬



■Doo-Wop特集 第4回(1983.10.13)

1.Once In A While/The Chimes

2.Till Then/The Classics

3.Diddle-Dee-Dum/The Belmonts

4.Chapel Of Dreams/The Dubs

5.Closer You Are/Channels

6.When I’m With You (Live)/The Moonglows

7.Zoom/The Cadillacs

8.Lonely Guy/The Gallahads

9.If I Should Lose You/The Dreamlovers

10.Blue Moon/The Marsels

11.I’m So Happy (Tra-La-La-La-La-La)/Lewis Lymon & The Teenchords

12.That’s Was A Time/The Five Discs



■Doo-Wop特集 第5回(1983.10.20)

ゲスト/鈴木雅之

1.Happy Holiday/The Shells

2.My Girlfriend/The Cadillacs

3.When We’re Made As One/The Manhattans

4.Chapel Of Dreams/The Airedales

5.Play Our Oldies Mr DJ/Anthony & The Sophomores

6.So Much In Love/The Tymes



■Doo-Wop特集6 (1983.10.27)

ゲスト/権藤洋一郎

1.Bob-O-Link/The Smart Tones

2.Castle In the Sky/Bop Chords

3.Wispering Heart/The Empirers

4.Lovers Island/The Blue-Jays

5.Varley/Starlight

6.Those Oldies But Goodies (Remind Me Of You)/

Little Caesar & The Romans

7.Your Way/The Heartbeats

8.The Sun/14 Karat Soul

9.Ten Commandments Of Love/The Moonglows



その後、大学進学で上京し、例のテープで情報を得たアーティスト達 ムーングロウズ、フラミンゴス、オリオールズ等のレコードを、吉祥寺にあったレコードショップ“芽瑠璃堂”や“DISK INN”で買い漁って、胸を熱くしながら聴いていたのでした。


THE MOONGLOWS



THE FLAMINGOS



THE SPANIELS



あと、忘れてはいけないのが映画“ドゥ・ザ・ライト・シング”等を手掛けたことで知られるスパイク・リー監督が“ドゥーワップ”を題材に、手掛けた特別テレビ番組作品『Spike & Co. Do It A Capella』もアカペラの魅力が満載の素晴らしい作品でした!

もちろんサウンドトラック盤の内容も最高♬


残念ながら現在CDは廃盤のためSpotifyのPLAYLIST で楽しみください♬



 《DOO-WOP(ドゥーワップ)の伝導師 山下達郎氏》

そして、この“ドゥーワップ”と呼ばれる音楽を広く世間に知らしめたのが山下達郎氏のア・カペラ・シリーズ(R&Bやソウル、ロックン・ロールの名曲カヴァー集)「オン・ザ・ストリート・コーナー」の3部作。



ON THE STREET CORNER 1

2000.1.26発売 WPCV-10030 ¥2,500+税

※1980年12月5日オリジナルリリース



ON THE STREET CORNER 2

2000.1.26発売 WPCV-10031 ¥2,500+税

※1986年12月10日オリジナルリリース



ON THE STREET CORNER 3

1999.11.25発売 WPCV-10032 ¥2,500+税


このシリーズで取り上げられていたオリジナル楽曲を集めたコンピレーションも発売されているので、是非聴いていただきたい。


『ザッツ・マイ・ディザイアー~ドゥー・ワップ・ナゲッツ VOL.3』

個人的にも切望していた、人気シリーズ「オン・ザ・ストリート・コーナー」で採りあげられた楽曲のオリジナル集。


山下達郎氏がFEN(進駐軍放送)で聴き惚れ込んだThe Channels(M-1)に加えて『オン・ザ・ストリート・コーナー』の原点ともなったThe Belmontsのアカペラ・ヴァージョンの「ザッツ・マイ・ディザイアー」(M-22)がしっかりと収録されている。


『デザリー~ドゥー・ワップ・ナゲッツ VOL.. 1』

2018.08.08発売WPCR-18040 ¥1,852+税



『ユア・テンダー・リップス~ドゥー・ワップ・ナゲッツ VOL. 2』

2018.8.8発売 WPCR-18041 ¥1,852+税


VOL.1、2は山下達郎氏のコンサート(2008-2017)の会場入場用BGMで流れた、自ら選曲を手掛けたドゥー・ワップの名曲からレアな曲まで収録した作品。


以上3タイトルはどれも充実した内容のコンピレーションですので、これから寒くなる季節には、身体の芯まで染み渡る肉声のハーモニーがオススメですよ~♫


VOL.1、2は山下達郎氏のコンサート(2008-2017)の会場入場用BGMで流れた、自ら選曲を手掛けたドゥー・ワップの名曲からレアな曲まで収録した作品。

以上3タイトルはどれも充実した内容のコンピレーションですので、これから寒くなる季節には、身体の芯まで染み渡る肉声のハーモニーがオススメですよ~♫




SOULBROTHER NO.2

某チェーンの音楽屋店長。無類のフットボール(サッカー)&ブラック・ミュージック好き。

音楽の伝導師を目指して日々、修業中。

来年はいよいよ東京オリンピックもあるし、W杯予選も楽しみですね~