Valor 525R の修理 vol.2 〜タンク漏れ修理〜
先日のValor525Rの修理の続き。
今後の自分の備忘のため残しておこう。
タンクの漏れてそうなところは、暗いところでタンクを光にかざして覗き込めば、漏れてる穴から光が入ってくるので、すごい小さな穴でも見つけやすい。
怪しそうなところを研磨したり、つついたりして磨き上げます。
つつけば、ボロボロと剥がれ落ちるところは、ゴリゴリ削り
続いて、タンク内部の洗浄。サビ取り。
オイルを綺麗に抜き取り、今回は食器用洗剤と水を入れて、釘やネジもタンクに入れて、ぐるぐるかき回し、とりあえずオイルをかき出します。
これだけでも、釘やネジが暴れてくれて、そこそこ錆が落ちてきます。
そのあとこれ。
「サビ取り職人」
今回は、これをスプレーせずに、キャップを空けて、三分の一ほど流し込みました。
説明書きに書いてる通り、異様な匂いがしますが。。。
すんごい紫色の液体に変色します。
数回ぐるぐる回しただけで、あっという間に錆が。。。
タンク内の錆が綺麗に落ちたことを目視で確認。
すぐに水道水で洗い流します。
そのまま放置しても、なかなか乾かないし
タンク内がすぐまた錆びては困るので、エアーで水気を飛ばし、ドライヤーで強引に乾燥。
タンク内が乾燥したことを確認し、
ようやく補修作業です。
使用するのはコレ。
「タンクシーラー」
主にバイクなどの燃料タンクに使うシーラーです。
一度硬化すると、普通の溶剤では解けないモノ。ほんとカッチカチになります。
タンク用なので、耐油性、耐熱性にも優れてます。
ストーブタンクには、もってこいのやつです。
ほんと小さなピンホールくらいの穴だと
外側からの穴埋めをせずとも、これだけで大丈夫みたい。。。
また、小さな穴でも外側からとりあえず硬化するまでテープで止めておくとか、そんな程度でも大丈夫なんだそうな。。。
それほどカチカチになるんですね。
でも今回は、ゴリゴリ削ったから
相当大きな穴になってるので、「はんだ」と「耐熱用耐水用のエポキシ金属パテ」を使用し、外側からも穴埋めしました。
この時点で再度
タンク内を光にかざして、光の漏れがあるかどうか確認。
少し光が入ってくるところがあったけど、あとはタンクシーラーに任しましょう。
というわけで
流し込む前に、撹拌し
こんな感じでタンク内に流し込みます。
後から気づいたけど
少量を紙コップに入れて、紙コップで給油口から流し込むのがベストだね。
紙コップだと、いろんな形に変形してくれるから、非常に注ぎやすい。
タンク内すべてに行き渡るように
ゆっくり丁寧にタンクを回していきます。
余った塗料は、給油口から抜き出します。
この工程。
一回でも大丈夫なようですが、念のため日にちを空けて3回やりました。
流し込み(初日)→2日乾燥→流し込み(2回目)→2日乾燥→流し込み(3回目)→4日間乾燥。。。
多少の溜まりがありますが、もうカッチカチです。
一度このシーラーを入れておくと、錆びることはないそうですので、これまた安心ですね。
昔のものは、構造が簡単だから、誰でも修理できる。
専門職でなければ直せないものより、こんな感じの使い続けられるものが、やっぱり好きだな。。。
完全乾燥後(最終流し込みから4日後)、タンクに灯油を入れてみて確認。。。
もう、お漏らし「0」です。