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Valor 525R の修理 vol.2 〜タンク漏れ修理〜

2019.11.29 07:51

先日のValor525Rの修理の続き。



今後の自分の備忘のため残しておこう。

タンクの漏れてそうなところは、暗いところでタンクを光にかざして覗き込めば、漏れてる穴から光が入ってくるので、すごい小さな穴でも見つけやすい。



怪しそうなところを研磨したり、つついたりして磨き上げます。

つつけば、ボロボロと剥がれ落ちるところは、ゴリゴリ削り



続いて、タンク内部の洗浄。サビ取り。

オイルを綺麗に抜き取り、今回は食器用洗剤と水を入れて、釘やネジもタンクに入れて、ぐるぐるかき回し、とりあえずオイルをかき出します。

これだけでも、釘やネジが暴れてくれて、そこそこ錆が落ちてきます。


そのあとこれ。

「サビ取り職人」

今回は、これをスプレーせずに、キャップを空けて、三分の一ほど流し込みました。


説明書きに書いてる通り、異様な匂いがしますが。。。

すんごい紫色の液体に変色します。


数回ぐるぐる回しただけで、あっという間に錆が。。。


タンク内の錆が綺麗に落ちたことを目視で確認。

すぐに水道水で洗い流します。


そのまま放置しても、なかなか乾かないし

タンク内がすぐまた錆びては困るので、エアーで水気を飛ばし、ドライヤーで強引に乾燥。


タンク内が乾燥したことを確認し、

ようやく補修作業です。


使用するのはコレ。

「タンクシーラー」


主にバイクなどの燃料タンクに使うシーラーです。

一度硬化すると、普通の溶剤では解けないモノ。ほんとカッチカチになります。

タンク用なので、耐油性、耐熱性にも優れてます。

ストーブタンクには、もってこいのやつです。


ほんと小さなピンホールくらいの穴だと

外側からの穴埋めをせずとも、これだけで大丈夫みたい。。。

また、小さな穴でも外側からとりあえず硬化するまでテープで止めておくとか、そんな程度でも大丈夫なんだそうな。。。

それほどカチカチになるんですね。


でも今回は、ゴリゴリ削ったから

相当大きな穴になってるので、「はんだ」と「耐熱用耐水用のエポキシ金属パテ」を使用し、外側からも穴埋めしました。



この時点で再度

タンク内を光にかざして、光の漏れがあるかどうか確認。

少し光が入ってくるところがあったけど、あとはタンクシーラーに任しましょう。



というわけで

流し込む前に、撹拌し

こんな感じでタンク内に流し込みます。



後から気づいたけど

少量を紙コップに入れて、紙コップで給油口から流し込むのがベストだね。

紙コップだと、いろんな形に変形してくれるから、非常に注ぎやすい。



タンク内すべてに行き渡るように

ゆっくり丁寧にタンクを回していきます。



余った塗料は、給油口から抜き出します。



この工程。

一回でも大丈夫なようですが、念のため日にちを空けて3回やりました。



流し込み(初日)→2日乾燥→流し込み(2回目)→2日乾燥→流し込み(3回目)→4日間乾燥。。。


多少の溜まりがありますが、もうカッチカチです。



一度このシーラーを入れておくと、錆びることはないそうですので、これまた安心ですね。



昔のものは、構造が簡単だから、誰でも修理できる。

専門職でなければ直せないものより、こんな感じの使い続けられるものが、やっぱり好きだな。。。



完全乾燥後(最終流し込みから4日後)、タンクに灯油を入れてみて確認。。。




もう、お漏らし「0」です。