Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

イギリス子育ていろいろ

「ゆっくり」な理由

2019.11.29 16:20

こんにちは。ブログをお読みいただきありがとうございます。

私は、約5年前、イギリスで出産しました。

その時は全くの子育て初心者で、赤ちゃんの抱き方も知りませんでした。

だから、子育てに関して最初に入ってくる情報は、主にイギリスの方法でした。


その後、日本に帰国して、文化の違いに直面し、

「日本はいいなぁ」と思うこともあり、

また、逆カルチャーショックを受けることもありました。

そんなこんなで、日本とイギリスを行き来しながら、

トータルで3年間イギリスで子育てしました。


これからイギリスで子育てされる方へ。

ここはいろんな人が集まる国だから、これからどんなご経験をされるか、

ひとそれぞれだと思います。

ぜひ、先入観を持たず、ご自分のイギリスを見つけてください。


私の考える日本とイギリスの子育ての一番の違いは、

イギリスは、「人間の育ち方はひとそれぞれ」という(本来当たり前の)大前提が、

人々の中に浸透しているということです。

だから、「何歳でこれができなければ!」

「みんなコレできてるから、練習しないと」

といったプレッシャーから解き放たれます。

人間、得意なこともあれば苦手なこともあります。

全部そつなくこなせる子なんて稀だと思うし、

そつなくこなせることよりも、「その子らしさ」が愛されます。


私は、日本でいくら「周りと比べなくていい」と聞いて、知識として知っていても、

巷に流布する「発達チェック表」を気にしすぎてしまっていました。

子どもは一人一人個性があります、と聞いたときに、

「まず発達の目安(または学校の勉強)を人並みにクリアしたうえで、

さらに、個性として得意なことが欲しい!」

などという本音を持たない親は、偉大だと思います。


"Every child is different."

こっちで日々みんなが唱えるこのフレーズに、何度救われたかわかりません。

子どもが子どものペースでゆっくり育ち、楽しく過ごせた点、

イギリスに来て本当にありがたかったです。


逆に、日本の方が合うなあと思う場面もあります。

清潔さ。

躾。

幼稚園や児童館での音楽教育。

食育。

うちでは、必要に応じて日本の形式でフォローしました。

(できたかどうかは別として)


それぞれの国に、いろんな面があります。

だから、どっちがいいとかではなくて、両方知ることに価値があると思います。

いいところも、びっくり仰天なところも、その国の人々が自分の文化の理屈で考えて

そういうシステムになっています。

それぞれのシステムの中に入ると、どっちの理屈も納得できたりするのです。

その上で「自分はどうありたいか」、自分で決めて、自分のペースで子育てできる。

それが、イギリスで子育てする最大の魅力だと私は思います。