【有料メルマガのご案内】「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」 第35話 指導者バグダディを失ったISと中東の「テロ」の根源 5 IS内政の基本
「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」
第35話 指導者バグダディを失ったISと中東の「テロ」の根源
5 IS内政の基本
イスラム国(IS)において、バグダディは、地元サラフッディーン県の英雄であるサラディンの足跡を追ってシリアに行き、そしてカリフになることを言っていました。
つまり、「政府」「国家」というようなことをしっかりと意識していたと考えます。
そして、「イスラム原理主義の国家を作る」という理念のもとに行動していたことがよくわかりますし、それが、他のテロ組織と異なっているということになります。
2009年に発生したとされるIS、多くの人に認知されるようになったのは2013年くらいからですが、その新興勢力に多くのテロ組織が忠誠を誓ったのは、まさにそのような「領土的野望」ではなかったでしょうか。
ユダヤ人が、約2000年の「国を失った歴史」を持ちながら、常に「ユダヤ人の国家の建設」を夢見て結束を固めていたのは有名な話です。
そのことが念願かなって、大戦後にイスラエルという国家を建国しました。
そのイスラエルという国家が・・・・
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