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ねこらむ、スピンオフ回(その3)です

2019.11.30 15:33


皆さんこんにちは。

今回もねこらむは、スピンオフです。

スピンオフは、実家の猫に癌が見つかってからのことを書いてます。


実家の母親は今、その悲しみによって、主婦として機能していません。

おそらく動物を飼うのに向いていない性分だったのかもしれません。


前回、肺がんによる呼吸苦を助けようと「酸素ハウス」(テレコム)を借りた話をしました。

そしてその後。

結論から言って、ちっとも酸素ハウスに入ってくれません。

なだめすかして入れてみるも、ケースを引っ掻いて「ここから出せマジで」と言わんばかりの目つきで訴えてきます。

あげく、ハウスのドアの隙間に鼻のあたまをねじこんで無理やりにでも出ようと頑張るものだから余計に息切れしてしまう。

いいことなしです。


そんな肺疾患の犬猫に酸素ハウスを使用した症例をみると、やはりそこに長く入っていられるコは少ないみたい。

酸素を吸えば呼吸が楽になることよりも、得体の知れないヘンな箱に閉じ込められる恐怖が勝ってしまうんだろうなって何となく思う。ごめんね。


しかし、おなかの上下運動が激しく、かなり頻呼吸になっている様子。

1分間に70〜80回といったところ。

んー。


せっかく借りた酸素ハウス、一応参考までに言っておくと、レンタル料はだいたい1日あたり1500円程度。

これを高いととるか、安いととるか。

アタシには正直まだ判断がつかない。


苦しそうといえど、現段階で無理やりあの箱に入れる気になれなかったアタシがやったのは、寝ているところをそ〜っと近づいて酸素の吹き出し口を枕元に置いておくという技。

そして一度そ〜っと退出する。

でも10分後くらいに様子を見に行くと、酸素の吹き出し口にケツを向けて寝ているのです。

んー。

ゴハン食べるだろうか。

オシッコ出ただろうか。

寒くないだろか。

みんな杏が心配で、杏のあとをつけまわします。


なんかしてやりたいと思う飼い主。

「別に頼んでねーよ」とでも言いたそうな飼い猫、杏(あんず)。



酸素ハウスは、部屋のすみでいつか来るはずの出番を待っています。


次回は杏の病院通いについてお話ししたいと思います。



今日も最後までおつきあいありがとうございました。


舞草香澄